学部学科トピックス
2020.08.03
【社会福祉学科】本学科教員が長崎県児童福祉司任用研修の講師を務めました
7月16日(火)、県北振興局天満庁舎において、本学の社会福祉学科・梅野潤子准教授が、令和2年度長崎県児童福祉司任用研修(長崎県こども家庭課主催)の1科目「子ども家庭支援のためのケースマネジメント」の講師を務めました。
参加者は、長崎県内の児童相談所の児童福祉司・市町の児童相談担当職員の合計20名でした。
「児童福祉司」とは、児童相談所や市町村に配置されている、子どもと家族の暮らしを支援するソーシャルワーカーのことです。本学科でも受験資格の取得が可能な「社会福祉士」を持っていることでも、その職に採用されれば、児童福祉司として働くことができます。
近年、子どもの虐待防止活動の強化や専門性の向上を図るため、児童福祉司として働き始める前や働き始めた後に、数日間の研修プログラムを受講することが義務化されています。
この日の研修は、「子どもの育ちのニーズを満たすソーシャルワーク―アセスメントから支援計画へ―」と題して行いました。「子どもが育つ上で必要としていること(ニーズ)」を中心としたアセスメントと、「支援においてどのように子ども本人の意見を聴くか」というテーマに焦点を当てて進めました。1日をかけて、1つの支援事例を用い、参加型のワークショップ形式で展開しました。
参加者の方々は、和気あいあいとした雰囲気でグループワークに取り組まれ、情報交換・意見交換を行われていました。研修後には、「『子どもの育ちのニーズ』という新しい捉え方を知ることができた」「1つの事例をじっくり掘り下げていくことができて良かった」などの声が聞かれました。
今後も福祉現場の実践者や行政の方々とともに、実践の実情について学び、実践課題に対応するための研修活動に協力してまいりたいと思っています。