学部学科トピックス
2020.12.10
【薬学科】九州文化学園中学校1・2年生を対象に理科教育啓蒙講義が実施されました
九州文化学園中学校(以下、九文中学校)1年生21名を対象として10月23日、2年生20名を対象として11月19日に、理科啓蒙講義を2回開催しました(本年度学長裁量経費事業)。本事業は、令和元年度に学園内に九文中学校が設立されたことを契機に、より早い段階で「理科」の楽しさに触れる機会をつくること目的とし、薬学部教員が中学校へ出張して理系科目の啓蒙講義を実践するものです。
今回は、①「薬学体験:頭の中を覗いてみよう♪」と題して、薬理学研究室の縄田陽子講師、および②「ウイルスって何だろう? ―新型コロナ感染症について―」と題して、微生物学研究室の小林秀光教授による授業を、コロナ禍の中、感染防止に最大限の注意を払いながら各々50分間行いました。①では、「アハピクチャー」などを使った「脳トレ遊び」を通じて集中力が最大限に引き出された生徒たちは、人の脳が持つ多様な機能について大いに興味が湧いたようです。②では、ウイルスが「生物」に分類されない事実とその理由にとても驚きを感じると共に、なぜコロナウイルスがアルコールで消毒できるのか等、身近な化学についても真剣に聞き入っていました。
授業後のアンケートでは、「普段、知ることのできない内容で面白かった」、「初めて理科に関心がわいた」、「今回の授業を通して理科系も楽しいなと思った」等の感想が寄せられました。同時に受講いただいた中学校の先生方からも大好評であったことから、理系科目について益々関心を抱くさらなるイベントを提供させて頂きたいと考えました。
本事業を実施するにあたり、九文中学校の百津眞人校長先生、並びに岡 楓子先生に深く感謝申し上げます。
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