学部学科トピックス
2021.05.27
『医歯薬学系博物館事典』の刊行
令和3年5月25日付で、『医歯薬学系博物館事典』(雄山閣)が刊行されました。本書は、国際観光学科博物館学教員が企画・編集した書籍で、本学薬学部教員からも執筆の協力を得て、全国の医学系・歯学系・薬学系の博物館と薬用植物園、212館園の基本情報、展示概要、収蔵資料、研究の特色、教育活動を詳説しました。また、本学教員に加え、全国の医歯薬学系博物館関係の研究者に玉稿を賜り、医歯薬学系博物館・薬用植物園の意義や課題を論じた論考編を掲載しています。
本書は、博物館学においてこれまでほとんど研究がなされていなかった、医歯薬学系博物館および医薬系資料に焦点を当てたことに意義があります。また、学部学科の垣根を越えて教員が協力しあって書籍を刊行し、更に本書記載の記事や論考には学部生・大学院生を積極的に参加させており、極めてエポックメイキングな取組になったと考えられます。
本学図書館にも配架されますので、ご一読いただけましたら幸甚でございます。
『医歯薬学系博物館事典』 落合知子 編
【目次】
第1部:全国の医歯薬学系博物館及び薬用植物園
北海道/東北/関東/中部/近畿/中国・四国/九州
第2部:医歯薬学系博物館を考える
長崎に始まる医薬伝承を考える(中島憲一郎)
種痘からみた医学・医療の多面性(松村紀明)
薬用植物園の現状と課題(三宅克典)
民間の医学資料館の立ち上げから開館まで(木下浩)
ガーナ野口英世記念館と野口記念医学研究所(宇都拓洋)
医学・薬学系資料の展示に関する一考察(中島金太郎)
展示史に見る医学系資料(落合知子)
大学附属薬用植物園の歴史小考(田川太一)
全国の医歯薬学系博物館一覧表(田川太一)
全国の医歯薬学系博物館基本情報(田川太一)
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