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【薬学科】薬剤師・看護師のためのワクチン接種研修会を開催しました

 全国民への円滑な新型コロナウイルスワクチン接種が望まれる中、ワクチンの打ち手は不足しており、十分な人員を確保するため薬剤師の活用が検討されています。現状は不確定ですが、長崎国際大学薬学部では薬剤師の活用が決まった後、準備するのでは遅いと考え、来るべき時のためのトレーニングの一環としてワクチン接種の事前研修を行いました。短期間での募集にも関わらず、50名以上の地域の薬剤師と10名を超える看護師の方々にご参加いただき、この問題に対する地域医療を支える方々の関心の高さが伺えました。

 第1部では、本学学長・薬学部教授で医師でもある安東由喜雄先生による「筋肉注射のための基礎知識」講義を行いました。解剖学的な講義に始まり、筋肉注射に対する正しい知識とワクチン接種のベネフィットとリスクについての解説があり、参加者からは「ワクチン接種に対して前向きになれたと」いうコメントが寄せられました。

 第2部では、5つのグループに分かれ、模型を使った実技トレーニングを行いました。事前に薬学部准教授で医師でもある太田一寿先生による実技指導を受けた薬学部教員が、注射を打つ場所や注射器の刺し方など、実演を交えて指導し、参加者全員が筋肉注射を体験しました。参加者からは「調剤薬局勤務では、なかなか針やシリンジを使う機会が持てないのでとても勉強になりました」というコメントが寄せられました。

 終了後のアンケートでの「⼤規模ワクチン接種事業の業務に参加要請が来たらどうしますか?」という問いには8割以上の方が「参加したい」と回答されており、薬剤師の地域医療へ貢献したいという強い思いが感じられました。

 また、「今後、薬学教育に注射⼿技を導⼊すべきだと思いますか?」という問いには、9割の参加者が「導⼊すべき」と回答しており、今後の薬学教育について考える良い機会になりました。

 全国でもおそらく初めてとなる薬剤師・看護師のためのワクチン接種研修会の様子は、多数のマス・メディアにより報道され、全国複数の薬剤師会から研修内容について問い合わせがありました。

 今後、本学の地域貢献および薬剤師の生涯学習の観点から、ワクチンの薬液調製と注射器充填等の研修会を実施することも検討しています。本研修会が薬剤師のみならず、一般市民のワクチン接種への啓発活動に繋がっていくことを強く期待しています。

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