本学薬学部は、地域の薬剤師の方々のスキルアップを目的として、専門薬剤師や認定薬剤師の認定資格の取得を支援する活動を始めました。

具体的には以下の3つの活動により支援を行っていきます。

1. 研修施設としての研修の実施
2. 各種専門認定薬剤師の申請に必要な単位を付与できる研修会の開催
3. 学会発表・論文執筆支援

　この内、①に該当するものとして、この度、日本医療薬学会の医療薬学専門薬剤師研修施設（基幹施設）*に認定されました。

　この研修施設は、日本医療薬学会の「医療薬学指導薬剤師」等が常勤として勤務し、学会が定める研修ガイドラインに沿った研修を可能とする設備と機能を有するものとして、日本医療薬学会の適合性審査によって認定されます。本学薬学部には3名の医療薬学指導薬剤師が在籍し、薬学生への実務系教育を行っています。研修を希望される薬剤師の方はご相談ください。

　さらに、病院や調剤薬局が、必要な条件（薬剤師研修センター認定薬剤師2名在籍など）を満たし、本学と連携する医療薬学専門薬剤師研修施設（連携施設）となれば、勤務しながら、認定要件である1年間の研修を受講でき、日本医療薬学会の医療薬学専門薬剤師の認定資格を取得することができます。特に、この資格を有する薬剤師が在籍する調剤薬局では地域薬学ケア専門薬剤師研修施設（連携）も申請可能となり、調剤薬局の機能拡充にも有益です。連携申請を検討される施設の先生はご相談ください。

　この他、本学薬学部では、今後、認定に必要な単位を取得できる研修会の開催を拡充していきます（②）。また、認定取得の一番のネックとなっている、学会発表や論文執筆についても、実務系研究室の教員がサポートします（③）。研究計画から統計処理、スライドや論文作成などの相談を受け付けます。学会発表や論文執筆にご興味のある薬剤師の方はご相談ください。

*医療薬学会医療薬学専門薬剤師研修施設等については、日本医療薬学会のHP を参照してください。