学部学科トピックス
2021.10.19
【国際観光学科】地域とつながる 授業紹介(1)「地域産業の魅力」森尾先生
国際観光学科では、貴重な自然環境や伝統産業などの地域資源を活かす方法など、「地域づくり」の理論と実践について学ぶことができます。そのような授業の中から、今回、森尾真之准教授が開講している「地域産業の魅力」という講義を紹介します。
この授業は、地域における課題に正面から挑み、価値や生きがいを作り出す地域のリーダーたちを講義にお呼びする講義です。学生たちはコロナ後の地域での生き方や働き方を一体的に学び、自分の価値観とこれからの地域とのかかわりを関連付けて考えることを目的としています。
10月18日(月)に行われた初回の特別講義では、講師として西海陶器(株)児玉盛介 代表取締役会長をお招きし、地域における「豊かな暮らし」と定住人口の増加のため、地域の資源を見直し活用につなげる取り組みについてお話をいただきました。地域産業の再興の取り組みとしての波佐見焼のブランド化と、人口減少による空地の活用事例としての「西の原」の立ち上げ、それらの取り組みによって集まった移住者による街の活性化のプロセスを通して、持続可能な地域のありかた・ビジョンを学びました。
学生たちの反応は良好でした。波佐見町という本学に大変近い場所で生き生きと活躍している方の話は、大いに刺激を与えたようです。プロセスの重要性や、町全体での体制作りの必要性を学んだとのコメントが見られました。
後期の授業期間中、延べ10名のゲストスピーカーから特色ある地域産業の魅力を伺い、地域と観光を結び付けた学修を進めていきます。
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