国際観光学科では、実務経験豊かな教員による講義が多数開講されています。本学の「ホスピタリティ」が反映される代表的現場として「ホテル業」が挙げられます。今回は、落合和昭准教授が開講している「ブライダルマネジメント」という講義の一部を紹介します。落合和昭先生は30年以上にわたるホテルでの実務経験を有し、ホテルのスペシャリストとして本学で学生に最先端の情報を伝えています。

「ブライダルマネジメント」の授業は、実際にブライダルのお客様に接し、ご要望に応じた素晴らしい結婚式をコーディネートしている専門家からの特別講義を含んでいます。その特別講義の開始に先立って、どのような施設でブライダルの商品が提供されているかを知るため、2回に分けて現地を視察することになりました。

10月14日（木）と19日（火）、大学に近接する「ホテルオークラJRハウステンボス」に集合し、責任者の方の先導と解説で、メインボールルーム（大宴会場）、チャペル、神殿、衣装室、美容室、スカイバンケットなどを見学しました。これまで実際に結婚式へ参列した経験のある学生は少なく、分かり易い説明と併せて大変興味深い見学になったようです。

学生からは、「披露宴で人気のあるプランの内容はどのようなものですか」「チャペルで挙式を行うと、和装を着ることができないのですか」「コロナがブライダルに与えた影響を教えて下さい」「ブライダルで最も大変なことや、苦労することは何ですか」「専門学校に行かなくてもブライダルの仕事に就けますか」など、数多くの質問が寄せられました。今後の授業では、学生からのこうした質問にも丁寧に答えていきます。

今後は、ホテルに加えて専門式場（ゲストハウス）の専門家にも参加していただき、ブライダルマネジメントに関する理解を深めると同時に、ホテルビジネス実務検定試験などの資格取得もサポートしていきます。