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2021.12.16 薬学科

【薬学科】九州文化学園高校1年生を対象とする理科教育啓蒙授業が実施されました

 12月4日、九州文化学園高等学校(以下、九文高校)1年生42名(理系コース11名を含む)を対象に、理系教科啓蒙講義を実施しました(本年度学長裁量経費事業)。本事業は、理系進学コースに加えて普通科1年生全員に対して、「理科」の楽しさに触れる機会を提供するため、薬学部教員が高校まで出張して実験や講義を実施するものです。

 今回は、①「ウイルスって何だろう? ―新型コロナの変異とは―」と題して微生物学研究室の小林秀光教授による授業、および②「味覚の不思議」と題して生化学研究室の藤本京子講師による実験を、コロナ感染防止に最大限の注意を払いながら各々50分間行いました。①では、ウイルスが「生物」に分類されない理由、ウイルスの基本構造に加え、コロナウイルスの遺伝子変異がもたらす影響等について分かり易く説明しました。②では、「甘味」「苦味」「塩味」「酸味」「うま味」という5種類の味覚について、「甘味」と「酸味」に着目した簡単な実験を交えながら、その感覚の仕組みについて分子レベルで解説しました。また、倉岡卓也助教に加えて、薬学研究科大学院生の増本唯さん、薬学部1年生の赤木仙太郎くん、今泉心くん(九文高校出身)が実験サポートに入り、母校の先生方や後輩と共に大いに場を盛り上げてくれました。

 終了後のアンケートでは、「理科には苦手意識があったけど、今日の時間で少し好きになれた」、「理科系への進学を考えようかな」、「先輩がとても面白い!」等々の感想が寄せられました。同時に受講頂いた高校の先生方からも好評を頂戴したことから、今後も理系科目が益々楽しくなるようなイベントを提案させて頂きたいと思いました。

 本事業を実施するにあたり多大なご協力を賜りました九文高校の横田正俊 校長先生をはじめとする先生方に深く感謝申し上げます。

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