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2022.02.09 国際観光学科

【国際観光学科】授業紹介(7) 恐竜博物館の多言語ブログ&動画作成 山内 美穂先生

国際観光学科には多くの留学生が在籍しており、学科の約20%を占めています。中国、韓国、ベトナムをはじめとしたアジアからの留学生が、長崎国際大学で観光を学んでいます。日本語教育の専門家 山内美穂准教授の「国際共修」ゼミでは、日本人学生と留学生がともに観光×言語を学んでいます。

山内先生のゼミでは、街の中や観光場面の「言語」についてフィールドワークをします。2021年12月、秋にオープンしたばかりの長崎市恐竜博物館を見学しました。とてもユニークな博物館で多くの人が楽しめる半面、言語情報は日本語と英語(音声ガイド)のみという状況が観察されました。アジアからの留学生や旅行者も多い長崎県、ひいては日本各地で、もっと多くの人たちと博物館についての情報を共有するため、多言語ブログ&動画を作ることにしました。プロジェクトリーダーの薄墨陽鈴君を中心に、各学生の得意分野を活かして日本語、中国語(繁体字)、英語、フランス語の多言語ブログと、日本語のナレーションとベトナム語の字幕が入った動画を作成し、公開しました。

言語面の「バリアフリー化」について考えたり工夫をしたりすることは、これからの多文化共生社会ではとても大切なことです。しかし、それほど簡単ではないことを学生たちはプロジェクトを通して感じたようです。動画作成では、日本語ナレーションのニュアンスをベトナム語でうまく表現することに苦労し、各言語の「好まれる表現」の違いを感じました。多言語ブログの作成では、日本語を一度「やさしい日本語」に変えて、そこから別の言語にふくらませていくという工夫が必要なこともありました。様々な背景を持つゼミ生が1つの目的に向かって意見を交わし、協力してそれぞれの力を発揮できたことがプロジェクトの成果だと、学生らは実感しました。

現在はコロナ禍で人の移動が制限されていますが、これが収束した暁には、また人の移動が再開し、人々は観光へと出かけていくでしょう。国際都市・長崎の観光の現場を「言語」という観点から考えるのも、観光学科ならではの学びですね!

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