学部学科トピックス
【薬学科】「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業(令和3年度補正予算)」採択に関するお知らせ
この度、本学は、文部科学省が実施する「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業(令和3年度補正予算)」に選定されました。
本事業は、申請のあった262大学における452件の教育内容や事業の継続・普及の構想等について、有識者の審査を踏まえ、特に優れた180大学の事業における257件を選定されたもので、本学はメニュー2A(申請56件、選定37件)に採択されました。
メニュー2A
CADや3Dプリンタ等を活用したデジタル医療教育用のDX機器や、臨床実習に際しての能力を高めるシミュレータなどの機器等を整備・活用し、従来の実習を通じて学生が修得する能力はもとより、従来の実習等では獲得できなかった能力を修得させる教育プランを開発・実施する取組
コロナ禍において、薬剤師の遠隔診療への参画やワクチン接種者としての役割がクローズアップされました。本学は本事業において、997万3千円の交付を受け、これまで対面のみで実施してきた服薬指導やフィジカルアセスメント実習に新たにDX(デジタルトランスフォーメーション)機器を導入、実習環境を充実させます。これにより、従来型の実習では獲得できなかった遠隔下のコミュニケーション能力・フィジカルアセスメント能力やワクチン接種手技を学生に修得させ、ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる薬剤師人材の育成を目指します。
写真は今回購入予定の物品です。
Physiko(株式会社京都科学)
フィジカルアセスメント技能トレーニング用シミュレーターです。基本的な手技をトレーニングします。
ナーシングアンシミュレーター(レールダルメディカル)
多機能型シミュレーターです。リアルタイムに病態変化を起こすことが可能なため、より実践的なフィジカルアセスメント技能をトレーニングします。
iPax・聴くゾウ(株式会社テレメディカ)
iPaxは、Web上で、フィジカルアセスメント技能のトレーニングが可能な教材です。学生一人一人にアカウントの付与が可能なため、各自がPC上で自学を行います。また、聴くゾウをPCに接続し併用することで、聴診や触診を行うことができるため、数に限りのあるシミュレーターのみでは不足しがちなトレーニング時間を補います。
本学は、今回の選定結果を受け、本学の理念モットーである「いつも、人から。そして、心から。」を柱としながら、より一層、大学教育機関としての役割を果たして参ります。