国際観光学科では少人数のゼミナール教育に重点を置いています。ゼミではフィールドワークやディスカッションなどを通じて自主性と創造性を伸ばしていきます。今回は、地域の人々とつながる活動に取り組んでいる佐野香織准教授のゼミ活動を紹介します。

佐野ゼミでは、現在、三川内町の伝統文化行事に関するまちの人々の「語り」を通した研究をしています。2022年5月、三川内町にて2年ぶりに開催された「はまぜん祭り」^（注１）において、佐野ゼミ2年生がフィールドワークを行い、まちのカフェで共に三川内町の伝統行事に関する動画を見て語る試みをしました。

動画は、三川内の秋の祭礼「おくんち」の「記憶」をテーマとしたインタビュー動画です^（注２）。このインタビュー動画には、佐野ゼミ3年生、渡口彦一朗さんとグエン・ホワイ・アイン・トゥーさんがインタビュアーとして参加しています。まちの祭り「おくんち」の記録はあまり残されていません。今後も「語り」の中に残る祭りの記憶を大切に聴いていきます。

• （注１）はまぜん祭り
• （注２）おくんちの記憶　動画

長崎国際大学国際観光学科共同研究助成（佐野香織・高橋憲司・東出朋）