7月29日（金）、本学において、今年度のスクール（学校）ソーシャルワーク実習報告会を開催しました。

　今年度は、実習生3名が佐世保市青少年教育センターにおいて、10日間の実習をさせていただきました。実習では、不登校児童生徒との交流やスクールソーシャルワーカーによる学校訪問への同行、関係機関への訪問など様々な経験を積ませていただきました。実習生は一人ずつ、実習において経験したことや学んだこと、そこから考えたことなどを報告しました。今年度の実習においては、学校訪問や児童生徒との関わりが特に実習生の印象に残ったようです。

　実習先からは、所長の川口 貴晴様、スクールソーシャルワーカーの石橋 泰輔様、喜多代 桂子様にご出席いただきました。実習生の学びの成果をお聴きいただくとともに、実習生の振り返りを促すご質問をいただきました。さらに、子ども達の支援に対する熱意や志を持つことの重要性、学び続けることの重要性などについてお話しいただき、実習生の将来に向けた激励もいただきました。

　次年度の実習を希望する学生も聴講し、活発な質疑応答・ディスカッションが行われ、まだ一般的には機会の少ない教育機関でのソーシャルワーク実習経験を共有する、有意義な時間となりました。

　通常の業務に加えてコロナ禍において大変ご多忙の折、実習先の皆様には実習生を快く受け入れていただき、熱心にご指導をいただきました。また、実習生が学習したいと希望する内容を踏まえた、多彩な実習プログラムをご用意いただき、実習生一同、現場実習でなければ経験することのできなかった、貴重な学びの機会をいただきました。
この場をお借りして、関係者の皆様方に対し心より御礼申し上げます。

　今後も社会福祉学科では、子ども達の教育を受ける権利を護るスクールソーシャルワーカーの育成に努めてまいります。