学部学科トピックス
2022.10.24
【薬学部】文部科学省「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業」により助成を受けた事前学習4年次実習を実施しました。
長崎国際大学は、九州の私立大学薬学部で唯一、文部科学省の「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業(令和3年度補正)メニュー2Aに採択され、Web上でフィジカルアセスメント技能のトレーニングが可能な教材(kikuzo、テレメディカ社)やリアルタイムに病態変化を起こすことが可能なフィジカルアセスメント技能トレーニング用シミュレーター、遠隔医療対応聴診器、筋肉注射シミュレーターなど多くの教育機器を充実させました。
ウィズコロナ時代や高齢化に伴う医療格差の解決にはオンライン診療やオンライン服薬指導の普及が鍵とされていますが、いまだその普及は十分でなく、その解決へ向けて環境整備が進められています。そこで、本学では、オンライン服薬指導の実施や遠隔でのフィジカルアセスメントが実施できる能力を持った薬剤師を養成するための実習を開始しました。
実習は、従来型の対面でのコミュニケーション教育や充実させた教育機器を活用したフィジカルアセスメント教育を十分に行った上で、臨床に即した実践的で難易度の高い課題で行いましたが、学生たちは班で協力しながら熱心に取り組みました。今回の実習で得られた経験を活かし、オンライン服薬指導の普及へ向けた先導的な役割を担う人材へと成長することが期待されます。
また、コロナ禍において、ワクチンの打ち手としての薬剤師の役割も議論されています。本学では、筋肉注射シミュレーターの台数を増やし、より充実した筋肉注射実習も実施しました。
今後も本学の理念モットーである「いつも、人から。そして、心から。」を柱としながら、より一層、大学教育機関としての役割を果たして参ります。
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