学部学科トピックス
【社会福祉学科】「させぼ障がい者スポーツ交流大会2022」を共催しました
12月3日(土)、佐世保市武道館2階において、本学科の学生13人が「させぼ障がい者スポーツ交流大会2022」に、運営ボランティアとして参加しました。今大会は、佐世保地区障がい者就労支援協議会が主催するイベント「農福マルシェ」の一企画として、本学科とともに地域の複数の団体が共催・協力しました(スタッフ約30名、参加者数約100名)。
大会は午前10時、佐世保市副市長の山口智久氏の挨拶のもとスタートしました。本学科の2年生13人は、障がい者の就労を支援する事業所に通う利用者さんたち参加のフライングディスク競技の運営をサポートしました。今回の競技は「アキュラシー」という種目で、5~7m離れたゴール(直径91.5cmの円形)に向けてフライングディスクを10回投げ、その通過回数を競います。ゴールが目の前に見えるので一見簡単そうに見えますが、ディスクはなかなかゴールを通りません。競技に懸命に取り組む参加者にディスクを手渡したり、通過したディスクを回収したりと、学生は大忙しです。
事業所別の3チームで競い順位が決定され、それが4回繰り返されます(全12チームの参加)。会場は朝方冷え込んでいましたが、参加者やスタッフの熱気ですぐに温まりました。最後は、市役所の職員と学生・教員からなる混成2チーム間で親善マッチが行われ、大会は大盛況のもとに終了しました。
今回学生たちが取り組んだのは、大会の運営サポートでした。しかし大会関係者の本当の思いは、サポートを通じて様々なこと(参加者にどのような障がいがあるのか、障がい別に支援の方法はどのように異なるのか、個性の一つである障がいについての気づきや学びを、地域にどのように共感・発信してもらうか等)について、学生に思いを巡らしてもらう点にあったと思います。
今回この貴重な経験を通じて学生は、障がい者を支援する人たちの職種・職場への関心を深めるとともに、福祉の国家資格を取得することの意味を一層強く認識する機会をいただいたと思います。今大会に参加された方々や企画・運営に携わった皆さまに、改めて御礼申し上げます。