学部学科トピックス
2023.09.07
【薬学科】第16回長崎県立猶興館高等学校薬学体験学習が8月24日-25日に開催されました
8月24日-25日、第16回目となる2023年度 猶興館高等学校・長崎国際大学連携事業「薬学体験学習」が実施されました。本事業は猶興館高等学校理数科の生徒を対象に、薬学に関する実験を通して生徒の自主的な問題発見・問題解決能力の醸成を目的としており、今年度は理数科の2年生18名、引率教員2名が来学しました。
今回は、遺伝子を人工的に操作する遺伝子組換え技術を理解するため、遺伝子の本体であるDNAの特徴とその取扱い方法の基礎を学びました。講義で学んだ知識を元に、学生たちは大腸菌からプラスミドDNAの抽出、アガロース電気泳動による抽出DNAの分子量の確認、形質転換を行った大腸菌を寒天培地に培養し、増殖した大腸菌の特徴について考察していました。1日目は講義と実験、薬学部の施設見学を行い、2日目は前日の実験の続きとグループディスカッション・プレゼンテーションの後、修了証書が授与されました。
生徒の皆さんのアンケートからは、「実験をすることによってプラスミドDNAについて知ることができ、新しい知識を得ることができました。」、「実験で出る答えが班で違って面白かった。」、「自由実験も身の回りのものだったから親近感が湧いて興味が湧いた。」、「実験をするのがとても楽しくて、講師の先生が優しく丁寧に教えてくださったので分かりやすく楽しかったです。」との声が得られました。
真剣に聴講し丁寧に実験に取り組む様子が見られたこと、また、学内の施設を興味深そうに楽しみながら見学していた姿からも、今後の更なる科学への学習意欲の向上や、進路を考える良い機会になったのではないかと思います。
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