学部学科トピックス
2023.10.10
【薬学科】本学薬学部3年生の小島翔君が「令和5 年度 JEES・田辺三菱製薬医学・薬学奨学金」の奨学生に選ばれました。
この奨学金は、医学部又は薬学部に在籍する学生への就学支援を通じて、次世代における医学・薬学界の人材育成と医療アクセスの向上に貢献することを目的として、本年度新たにつくられたものです。奨学金の寄付者である田辺三菱製薬株式会社は「病と向き合うすべての人に、希望ある選択肢を。」とのMISSIONの実現のため、取り組むべき重要課題の一つに「医療アクセスの向上」を掲げています。その取り組みの一環として、次世代の医療人材の育成と医療アクセスの向上の観点から、医学・薬学界において次世代を担う学生の経済的支援のためこの奨学金へ寄付をされました。
小島翔君は、全国の医学生・薬学生の中から選ばれた、10名の奨学生のうちの1人です。令和5年4月から学士課程修了までの4年間、この奨学金の支給を受け学業を続けることができます。
小島君は高校を卒業して、自らの興味に従い「ゲームクリエイター」として関東のゲーム開発を主とするソフトウェア会社に就職しました。彼が開発に携わった代表的なゲームソフトは、国民的ゴルフゲームの「みんなのGOLF」です。複数企業でプログラマーに寄り添った企画職として経験を積むことにより、プログラミング開発の能力を高めていきました。
故郷長崎のへき地医療の現状とその問題に興味を覚えました。彼は情報技術(DX)が医療分野、特にへき地医療が直面している問題の解決に役立つ、と確信しました。この考えから、思い切ってソフトウェア開発から薬学へと大きく舵を取りました。現在、彼は本学薬学部に籍を置き、薬学とプログラミングの勉強を続けています。小島翔君は今回奨学生に選ばれたことで、より一層努力し、次世代の医療人材になれるよう精進することを誓っています。
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