学部学科トピックス
2024.09.05
【薬学科】1年生科目薬学入門で、全国B型肝炎訴訟長崎原告団の方の話を伺いました。
2024年6月27日(木)、薬学入門の講義の中で、全国B型肝炎訴訟長崎原告団の方の話を伺いました。
始めに全国B型肝炎訴訟長崎原告団の顧問弁護士 伊藤岳様から、かつての日本でどのようにしてB型肝炎被害が蔓延したのかについて説明がありました。
続いて、B型肝炎患者である宇都秋伸様が、ご自身の体験について語ってくださいました。
その後、同じくB型肝炎患者である杉山良輔様から、全国B型肝炎訴訟長崎原告団の活動について説明がありました。
講義後のアンケートには、「B型肝炎被害が生じた経緯について正しい知識を得ることができた」、「未だにB型肝炎被害に苦しんでいる患者さんがいることに驚いた」、「B型肝炎患者さんが持つ不安や彼らが受ける偏見について知ることができた」、「将来B型肝炎患者さんに接する機会があれば、今回の話を思い出して気持ちに寄り添ってあげたい」などの回答がありました。
将来医療人となる薬学部学生は薬害に関する知識はもとより、患者の方達の苦しみについて、生の声を聞くことが重要です。本講義を通して医療の持つ重要性と危険性について正しい認識を持つと同時に、患者の苦しみに寄り添える薬剤師になることを目指してほしいと願っています。
※本講義の一部は9月3日(火)に読売テレビ「かんさい情報ネットten.」で放映され、現在はYouTube(https://youtu.be/3QtP5sT5kJ8 )にて視聴が可能です。
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