学部学科トピックス
【国際観光学科】平戸市の「世界初のアルベルゴ・ディフーゾタウン候補地」を視察しました!
大航海時代、世界に開かれた日本の玄関口は、平戸にありました。1550年代から約1世紀の間、世界中の人々がこの島でつながれ、共創し、時代を切り開いた平戸は、西洋諸国から「西の都・フィランド」と呼ばれ、交流の拠点として水辺の都市(港)が活性し、共創し新たな文化を生み出してきました。
いま平戸市は、『世界をつなぐ共創の島「西の都フィランド」の再生』を基本理念として、世界初の「アルベルゴ・ディフーゾタウン」への認証を目指して取組んでいます。アルベルゴ・ディフーゾ(Albergo Diffuso・以下AD)は、イタリア語でアルベルゴが「宿」、ディフーゾが「分散した」を意味しており、直訳すると「分散型の宿」となります。分散型の宿では、宿泊は宿に泊まるが、食事や入浴はその宿泊先の周辺にある飲食店やカフェ、銭湯や温泉を利用します。つまり、ADとは、建物単体ではなく、地域一帯をひとつの宿と捉えることであり、街全体をホテルとみなして宿という機能を分解し、それらを街なかに設けることで、観光客と地域の交流を促していくことを意味します。「アルベルゴ・ディフーゾタウン」とは、その地域の持続的な発展を目指すためにADを計画・推進している自治体に対して、一般社団法人アルベルゴ・ディフーゾインターナショナル極東支部が認証するものです。
国際観光学科・竹田ゼミの3年生4名は、10月27日(日)、平戸市のこの世界初の取組みの進捗を視察してきました。田助地区にある古民家(レムコー邸)は、まさに宿泊施設への改装工事中でしたが、特別に内部も視察させていただきました。来年、2025年5月のオープンを目指してるとのことです。
平戸市の「アルベルゴ・ディフーゾタウン」認証への取組みに対して、学生だからできることを通して応援してまいります。