長崎国際大学は、日本の様々な地域、世界の様々な国/地域の学生と学び合うことのできる大学です。たくさんの留学生がいて、同じキャンパス、教室で学んでいます。このような環境では、それまでの「当たり前」がお互いに違い、楽しいこともイラっとすることも、分からなくて困ることもあります。

佐野香織研究室の2年生は今年、ゼミ活動で「留学生と考えるキャンパスコミュニケーション」という冊子を作りました。この冊子は、ゼミ生たちの経験から、多様な文化背景を持つ学生がともにキャンパスで過ごす、学ぶ、かかわるためのキャンパスコミュニケーションのヒントをまとめたものです。

本学のこの状況は、これからの日本社会の縮図であるともいえます。日本は少子高齢社会の時代を迎え、今後、世界から多様な人を受け入れ、ともに生きていく共生社会をめざしています。たくさんの外国の人を町で「見かける」だけでなく、「かかわる」機会、ともに働き、まちを「つくる」機会が増えるのです。

国際観光学科は、多様な人と多様なことばで、ともに生きる新しい社会のコミュニケーションを考え、デザインし、つくり、時代の最先端の学びができる、ワクワクを生み出すところです。