学部学科トピックス
【薬学科】 長崎県主催の「薬学部進学に向けた高校生セミナー in 佐世保」が開催されました。
令和7年2月8日(土)、長崎国際大学薬学部において、長崎県主催の「薬学部進学に向けた高校生セミナー in 佐世保」が開催されました。
令和5年に国が示した薬剤師確保ガイドラインにおいて、薬剤師には地域及び業種による偏在があることが示され、特に病院薬剤師の確保は喫緊の課題であることが明らかになりました。そこで長崎県薬務行政室が中心となり、長崎国際大学薬学部、長崎大学薬学部、長崎県病院薬剤師会、長崎県薬剤師会が参画して「薬剤師確保対策に関する関係機関会議」を開催、以降さまざまな取り組みについて協議を行ってきました。
今回、高校生を対象として薬剤師を志す学生を増やし、さらには本県における薬剤師の就職者数を増加させることを目的として、本セミナーを企画・開催いたしました。
2月8日(土)に長崎国際大学薬学部で開催した本セミナーの実施内容は下記のとおりで、参加した高校生と保護者に対して、薬学教育の説明や、病院、薬局、行政の薬剤師の仕事の紹介などを行いました。
実施内容
①県内大学薬学部紹介
- 長崎国際大学薬学部
- :藤田薬学部長
- 長崎大学薬学部
- :西田薬学部長
②薬剤師による仕事の紹介
- 薬局薬剤師
- :石山薬剤師 (八木原薬局)
- 病院薬剤師
- :川﨑薬剤科長(佐世保共済病院)
- 行政薬剤師
- :斉宮室長 (長崎県庁薬務行政室)
③薬剤師の実習体験
- 長崎国際大学薬学部 神田准教授、末廣講師
『散剤の分包、注射剤の調製』
④質疑応答
参加した高校生たちは、県内大学薬学部の特色についての説明を聞き、熱心にメモを取っていました。また、さまざまな薬剤師の仕事内容について知り、視野が広がったとの声も聞かれました。
実習体験ではガウンを着用して、病院薬剤師の業務の一つである輸液の調製を、注射器を用いて行いました。また、薬局薬剤師が現場で使用する分包機を用いて、処方箋に従って散剤の分包を体験しました。保護者の方からは、薬剤師を目指したい高校生は多く、このような企画がもっとあると良いという意見がありました。
なお、翌2月9日(日)には、同様のセミナーが長崎市内でも開催され、藤田薬学部長が長崎国際大学薬学部の紹介を行いました。
本セミナーが薬学部志望学生の増加につながり、将来の薬剤師確保の一助になることが期待されます。