学部学科トピックス
【社会福祉学科】災害ソーシャルワークLABO「熊本日帰り研修」報告
災害ソーシャルワークLABOです。
私たちは、社会福祉学科の有志で災害支援を学び、地域福祉の推進に寄与することを目的にした団体です。今回は、2月2日(日)、災害支援に関する勉強を行うために行った「熊本日帰り研修」についてご報告いたします。
熊本県は、2016年4月に相次いで発生した地震により、甚大な被害を受けました。その時にどのような支援がなされ、また今現在どのくらい復興してきたのかを学ぶため、熊本城、熊本県社会福祉協議会、応急仮設住宅を訪ねました。
熊本城では、当時の被害状況を細かく再現したプロジェクションマッピングを見た後、実際に熊本城に上りました。どれだけ揺れれば、あの石垣が崩れるのか、当時熊本にいた人々が受けた地震の怖さははかり知れないものであることを感じました。また、熊本城の修復を見て、人々の生活にその土地の文化や歴史があり、それを大切にしたいという思いを感じました。
熊本県社会福祉協議会では、ボランティアセンターの池尻憲二氏に勉強会を開いていただき、社会福祉協議会の機能をはじめ、災害ボランティアセンターの活動内容、当時の被害状況や実際に構築した支援体制や実施された支援活動について学修しました。67枚もの資料をご用意いただいた他、災害を受けた地域だからこそ作り上げることができるガイドライン等を見せていただき、ここでしか学べない貴重な時間を得ることができました。
応急仮設住宅では、すでにほとんどの仮設住宅が解体される中、今も解体されずに市町営住宅として使用されているものもあることを学びました。
たった1日の研修でしたが、そこに行かなければわからないことはたくさんあることを知り、とても充実した研修となりました。
最後に、研修報告としてボードを作成しました。オープンキャンパスや本学内で行う研修等で掲示したいと思いますので、見る機会がありましたら、ぜひご覧ください。