学部学科トピックス
2025.09.08
【薬学科】第14回高校生夏休み薬学研究体験が8月10-11日に開催されました。
今年の高校生夏休み薬学研究体験は8月10-11日の2日間の開催となりました。
本学薬学部では、高校生の皆さんに自然科学に対する興味・関心を深めてもらい、生物・化学・物理を学ぶことの大切さを実感していただくことを目的として、毎年、夏休み薬学研究体験を実施しています。
今回は、「アスピリンの化学合成と構造解析」をテーマに講義と実験を実施しました。講義では、小島直人教授がアスピリン誕生の歴史や合成法、NMRを用いた化学物質の構造解析の原理について解説しました。実験では、薬学科の2・3年生および教員の指導のもと、サリチル酸からアスピリンを合成し、さらに得られたアスピリンのNMRスペクトルを測定・解析することで、構造解析への理解を深めました。
実験開始時には緊張した面持ちだった高校生の皆さんも、大学生スタッフの丁寧なサポートにより、和やかな雰囲気の中で実験に取り組むことが出来ました。また、薬学部内の施設見学も行い、最先端の研究機器について質問したり、教育棟に掲示された研究室ポスターを熱心に見学したりする姿が印象的でした。
終了後に実施したアンケートでは、非常に前向きな感想が多く、サポートにあたった薬学部の教員や学生にとっても、大変意義深い取り組みとなりました。
来年度も実施予定ですので、高校生の皆さんの参加を心よりお待ちしています。以下、参加者アンケートの内容を紹介します。
- まだ高校で習っていないところを初めて実験して、難しかったけど、実験の楽しさを味わえました。
- 講義中に質問があり、退屈しないで聞けました。また、中学校では体験したことがない本格的な実験でとても楽しかったです。
- 実験では、実際に自分で薬になる成分を合成して、薬学部での実験を体感できて楽しかった。
- 薬品を作る貴重な体験や学校探検で模擬薬局を見て機械をどう使うかなどを知れてよかったです。ありがとうございました
- 薬学部に入れるよう頑張ろうと思った。
- 先生も学生さんも優しく実験のサポートしてくれたり、たくさんコミュニケーションを取ることができたので良かったです。
- 長崎国際大学の魅力を更に知ることができたし、薬学についてさらに興味を持つことができました。
関連リンク