2025年8月2日（土）、少年科学館「星きらり」とのコラボレーション企画として、佐世保近隣の小中学生を対象に、夏休みこども科学教室「身近な野菜・植物を使って草木染に挑戦しよう！」を開催しました。

　この講座は、昨年好評だったことを受けて再度開講したものです。今回は、玉ねぎの皮や紫根、インド茜に加え、藍から染料を抽出し、ハンカチを草木染という手法で染色しました。模様づくりではビー玉、輪ゴム、割りばしなどの身近な道具を使い、参加者それぞれのオリジナルなデザインにしてもらいました。親子でどのようなデザインにするか、どの染色液を使うのかなど、楽しそうに相談しながら実施している姿が大変印象的でした。

　玉ねぎは中身は食材として、皮は草木染の材料として活用できることから、SDGsの観点にも触れる機会となりました。また、自宅から紫キャベツや庭の植物を持参した親子もおり、「媒染で色が変わるのが面白い、きれいな水色が媒染すると紫になりびっくりしました。自宅でまたやってみます」「今まで捨てていたものもこんな使い方があるなんてびっくり！」「とても楽しかった。次回も楽しみにしています」など、多くの喜びの声が寄せられました。

　子供たちは家族とともに科学の面白さを実感し、はじけるような笑顔で会場を後にしました。本講座が、身の回りの「不思議」を探すきっかけとなり、科学に興味を持つ子供たちが増えることを期待しています。

※本事業は「令和7年度 学長裁量経費」の活動の一環として実施しています。