学部学科トピックス
【国際観光学科】「マリンスポーツ実習」を実施しました。
9月8日から10日にかけて、「マリンスポーツ実習Ⅰ」「マリンスポーツ実習Ⅱ」の実技実習が沖縄県那覇市にて開講されました。また、今年度より新たに開講された「マリンスポーツ実習Ⅲ」が9月6日から7日にかけて実施されました。今回の実習に参加した学生は、国際観光学科、健康栄養学科、薬学科の1年生から4年生、過去最多の計38名でした。
「マリンスポーツ実習」は、スキューバダイビングのCカード(認定証)を取得し、オープンウォーター(OW/マリンスポーツ実習Ⅰ)ダイバー、アドバンスドオープンウォーター(AOW/マリンスポーツ実習Ⅱ)ダイバー、レスキュー(RED/マリンスポーツ実習Ⅲ)ダイバーになること、海の広大さやそこに住む様々な生物に触れることで、海の楽しさ、素晴らしさ、そして大切さを実感することを目的としています。スキューバダイビングは世界中で老若男女に親しまれているマリンスポーツで、スポーツツーリズムの観点においても重要な観光資源の一つです。
沖縄での実技実習に先駆けて、大学にて学科講習が行われました。丸1日がかりの学科講習では、ダイビングに必要な基礎知識に関する講習を受けた後に学科試験が課されました。この試験に合格しなければ実技講習に参加できないため、学科をこえて学生が互いに教え合う姿、懸命に講習に取り組む姿が印象的でした。すべての学生が無事合格し、それまでの緊張から放たれた満面の笑みと拍手につつまれました。
実技講習初日は、那覇に飛行機で移動し昼食をとった後に、沖縄本島の南東に位置する奥武島ビーチにて行われました。OW班は、器材の装着と調節、水中での呼吸方法、レギュレーターのリカバリーとクリア、水を入れたマスクのクリア、水中での泳ぎ方と圧平衡の仕方、残圧計の使い方、ハンドシグナル、バックアップ空気源の使い方、浮上の仕方などを学びました。普段とは異なる呼吸法や初めて触れる機材に学生たちの多くは戸惑っていましたが、バディと協力し、真剣に1つ1つスキルを獲得していました。一方、AOW班は、中性浮力の確認、ナビゲーションを行いました。ダイビング経験者ということもあり、水中の景色を楽しみながら、終止笑顔でスキルを向上させていました。
また、レスキューダイバーを目指すマリンスポーツ実習Ⅲの受講生は那覇市のシーサイドパークにて講習を行いました。パニックダイバーの曳航、水底からのダイバー引き上げなどを繰り返し行いました。
実技実習二日目は、クルーザーを貸切り、慶良間にあるドラゴンレディというダイビングポイントに移動し、ボートダイビングを行いました。OW班は、エントリー、中性浮力の取り方、フリーフローするレギュレーターからの呼吸方法、コントロールされた緊急スイミングアセント、ダイビングを楽しむために必要な技能とエマージェンシーへの対応について学びました。前日よりも透明度の高いポイントでの潜水は、今まで見たことのない海底の景色や一面の青の世界に感動しきりでした。
AOW班は、ボートからのエントリー方法を学び、ディープダイビングを行いました。深度30m付近では、浮力、エアーの減り具合などが低深度とは大きく異なることを実感しました。 初めての深海30mの景色、そこで出会った生き物、ともにダイビングをした仲間は一生の思い出になったのではないでしょうか。
講習の実技試験にパスした後に、三本目は待ちに待ったファンダイブです。これまでのトレーニングダイブとは異なり、ファンダイブでは潜水時間の全てがダイビングを楽しむことに費やされます。幸運にもたくさんのカメに遭遇し、記念撮影を行うことができました。1回のダイビングで1匹会うことができれば幸運、といわれるカメに何匹も遭遇することは、本当に珍しいとインストラクターの方がおっしゃっていました。また、クマノミや様々な魚群など、たくさんの水中生物を目にすることができました。
今回のマリンスポーツ実習では、生涯スポーツとしてのスキューバダイビングに親しむことができました。また、40名近い団体での2泊3日の宿泊実習を通して、集団行動や自己管理について学習することができました。更には、観光地沖縄におけるスキューバダイビング体験を、各学生の専門分野である観光、地域、環境、栄養、健康、スポーツなどの事案にリンクさせて考えることができました。
スキューバダイビングは、とても奥が深いスポーツです。履修した学生は、今後、スキルアップや各地でのダイビングを楽しんで下さい!また、興味のある方は次回是非、履修して下さい!
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