学部学科トピックス
【国際観光学科】日本語教育実習報告会「感動の教育実習でした!」
11月18日(水)16:20~2202教室にて2014年度の日本語教育実習報告会が行われました。
本年度の実習は、海外では中国山西大学商務学院で4人、国内では長崎短期大学で8人、長崎日本語学院で12人、佐世保市立花高小学校で1人と多岐にわたり、25人もの学生が感動の日本語教育実習を行いました。今回の発表は秋卒業生を除く14名の学生によって行われました。
まず、長年、実習生を受け入れてくださっている長崎短期大学国際コミュニケーション学科での実習を終えた4名の学生が報告をしました。中国(香港含む)、韓国からの留学生の2週間の実習は、自分が歩いた日本語学習への思いを込めた実習となりました。小島先生、章先生に感謝のことばが述べられていました。
つぎに、今年度初めて実習生を受け入れてくださった長崎日本語学院で実習を終えた5名の学生が報告しました。学習者はベトナムからの留学生でしたが、中国からの留学生も日本人実習生とともに、否、それ以上の日本語教師として実習を終えました。情熱に溢れた池田先生、児玉先生、久保先生、大福先生に感謝のことばが述べられました。
そして、国際交流基金の「海外インターンシッププログラム」でもある本学の海外での実習、山西大学商務学院での報告が続きました。研究授業が行われたのは日語科の3年生27名でした。この模様は既にホームページで報告されていますが、3か国の実習生はやり遂げた充実感に溢れた報告をしていました。
最後に、佐世保市立花高小学校での実習報告がなされました。これは、中国から来た6年生の少女への日本語支援の実習で5月~7月まで週に2日の実習報告でした。日本の小学校の環境に慣れ友達を作っていく過程に寄り添って日本語を教える取り組みは他の実習とはタイプが異なっていますが、いい日本語教育実習であったことが伺えました。
長崎日本語学院から参加してくださった大福先生が、「実習を終えて日本語の先生になりたいと思いましたか」という問いに実習生はほとんど手を挙げていました。実習生がそのような気持ちを持てたのも皆、日本語学習者とその機関の先生方のお蔭だと思います。学習者の学習の情熱に触れて、実習生は自分を鼓舞するという作業を行い、忘れられない心地よい喜びを知ることができました。「感動の教育実習」は自分の将来に向けた一里塚になったと思います。
本年度も大勢の方々に支えられて日本語教育実習が終わり、来年度実習を予定している3年生を対象に報告会を終えることができました。関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。