大学総合トピックス
2010.02.01
第2回薬学教育セミナー・第21回教育向上研究会が開催されました。
平成21(2009)年度の教育向上研究会は、昨年6月に九州工業大学保健センター准教授 臨床心理士 菊池 悌一郎先生による「学生相談における今日的問題への理解と対応」、10月に熊本県立大学 理事長蓑茂寿太郎先生に「少子化時代の大学の在り方」と題して開催してまいりました。本年度3回目となる今回は、1月22日(金曜日)15時から本学1101教室において、「学生とともに作る授業 双方向型授業への誘い」と題して立命館大学 共通教育推進機構 教授 木野 茂先生の講演を第2回薬学教育セミナー・第21回教育向上研究会として開催しました。講義の合間でしたが、100名近い教職員の参加があり、予定時間をこえるほどの質疑もあり、充実した研究会となりました。講演の要旨は以下の通りです。
要旨: 日本より早くユニバーサル段階に達したアメリカの大学では知識伝授型授業から学生とともに作る授業へのパラダイム転換が1990年代から提唱されている。日本ではまだ遅々として進んでいないが、最近の中教審答申でようやく「双方向型の授業が不可欠」として「学生の主体的な参画を促す授業」が提唱されるようになった。演者は早くから「双方向型授業」を提唱し、実践してきたので、その実践例も紹介しながら、双方向型授業への誘いとしたい。(案内ポスターより)