9月21日（火）18時30分より「ハウステンボスジェイアール全日空ホテル」で東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授で政治学者の姜　尚中氏を講師に招き長崎国際大学10周年記念講演会が開催されました。800人の定員に対し1500人にものぼる応募者があり、抽選で決まった約1000名の市民の方々が聴講されました。また会場には開場時間の何時間も前から聴講者の列ができるなど、現在テレビ等で活躍中の姜氏に対する関心と人気の高さがうかがわれました。

　「日韓協力と九州の未来～市民・人権・平和の東北アジア・コモンハウス」と題した講演では、この40年間で急速に濃密な関係を築き社会問題も共有するようになった日韓両国について、歴史問題など対立要素もなお横たわる中、今後東アジアの安定のための九州を中心に地域、個人レベルの交流がより重要になっていくと熱く語られました。また、その中で本学が果たすことのできる可能性についてもお話しいただきました。

　約1000人の市民の皆さんは約1時間半の講演の間メモをとりながら、真剣に聴き入っていました。講演が終わると姜氏に対しての大きな拍手はなかなか鳴りやみませんでした。

この様子は各種メディアにも取り上げられました。

2010/09/22付 西日本新聞朝刊

　次回の10周年記念事業は11月27日に予定しています。詳細が決まりましたらお知らせいたします。

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