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2011.01.25

【茶道文化】2011年も初釜からスタート ―日本の正月について学びました―

 茶道文化では、年の始めに「初釜」という行事を行います。初釜とは、一年の稽古始めのことを指します。床の間には蓬莱山飾りをし、今年一年も幸せに健康に暮らせるようにみなで祈願しながら、献茶(お茶を点て、神様にお供えすること)をします。蓬莱山飾りは、祝いの絵軸である「蓬莱仙島(ほうらいせんとう)」を掛け、花は藪椿(やぶつばき)と初嵐(はつあらし)、しだれ柳を青竹に活けました。蓬莱三方(ほうらいさんぽう)には奉書紙の上にもち米、シダ(裏白)、ゆずり葉、そして長寿を意味する海老を飾りました。新年を迎えるに相応しい飾り付けをし、茶道文化を履修する1~4年生全員が各クラスでこの行事に参加しました。

 正月の挨拶と言えば、「あけましておめでとうございます」ですね。年賀状や年明け一番にする挨拶だと思いますが、その語源を理解している人はそう多くはないでしょう。この言葉は、日本人が正月に年神様を家に迎えた際に述べる祝福の詞として古くから使われてきました。「めでたい」は「芽出度い」を意味し、新しい春を迎える喜びを表しています。その他、注連飾りや門松、若水迎えの説明やお年玉の語源・歴史的背景など、日本の年中行事についても確認しました。各グループに分かれて、お祝い事でお祝儀袋を使う際のマナーも初釜の授業の中で学びました。

 1年生にとっては初めて経験する「初釜」ですが、4年生にとっては学生生活最後の「初釜」となりました。4月には新しい環境へ巣立っていく4年生にとって、2011年の目標を決める大事な節目となったようです。本年も学生にとって実りある年でありますように、また皆様にとって幸多い年でありますよう、お祈り申し上げます。本年も長崎国際大学茶道文化をどうぞよろしくお願い致します。

初釜の様子はこちら →

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