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【茶道文化】長崎国際大学RAC主催インターシティーミーティング-韓国人留学生から学ぶ茶道-
長崎・佐賀地区のローターアクトクラブに所属する方々が、長崎国際大学ローターアクトクラブ主催の茶道体験活動に参加しました。茶道に振れたことのない数十名を迎え、本学学生が点前披露と鎮信流茶道についての講話、点て出し体験を企画。普段なかなか体験できないようなゆっくりとした贅沢な時間を過ごしました。
新年早々華やかな着物を身にまとった学生たちは、いつもより少しきりっとした顔立ちで新年の挨拶と点前を披露しました。毛氈(もうせん)に座ったお客様は、初めて触れるお茶の雰囲気に少し緊張されているようでした。その後の講話は本学の韓国人留学生が行い、茶道の持つ精神性と武家茶である鎮信流の特徴、また韓国における茶道との比較をしました。堅いイメージの茶道は、実は友達とお茶をしたり、食事をしたりするのと全く同じで、人を招いて会話を楽しみながらするものなのだと学びました。点て出し体験では参加者のみなさんは、グループに分かれ、お菓子の取り方、お茶の点て方、飲み方などを体験しました。学生の説明に各所から「おー!」「へぇ~」「なるほど!」などの声が上がり、お茶を楽しんでいるようでした。最後には男女先着3名に学生が練った濃茶を体験していただきました。3名限定になるはずが、あまりの珍しさに好奇心旺盛の女性陣は結局全員が飲むことに!「意外と美味しい」「見た目に比べて苦くない」など、それぞれ濃茶を十分味わったようで、みなさんに楽しんでいただけたようです。
総評として挨拶をされた参加者の方は、「『和敬清寂』が茶道では重要な言葉であり、茶道は「もてなし」はもちろんのこと、自己修養の意味があることを知った。そして、まさか韓国人留学生から日本の文化を学ぶとは思わなかった。」と話されていました。日々新しい文化が生まれているこの時代に、自分で機会を作らなければ、なかなか伝統的な自国の文化に触れることはできないと思います。みなさんはいかがでしょうか?機会を作ってこのような活動・企画にぜひ参加してみてください。