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2011.02.24 茶道文化

【茶道文化】今年度最後の授業 ―亡き人への思いと仏事におけるマナーを学ぶ―

 茶道文化では、毎年先代理事長・安部松芳先生の「追善供養献茶式」を行います。「追善供養」とは、死者の冥福を祈って供養することを指します。今年も茶道文化では、先代を偲ぶ会で献茶を行い、供養について学びました。はじめに、松芳先生の経歴を辿り、戦後間もない佐世保の地で教育に力をそそがれ本学の礎を築かれたこと、戦後の佐世保がどのような状況であったかを映像を見て学びました。ご自身の机の横に新任の先生の机を並べてご指導なさったというエピソードや写真から伝わる松芳先生の温厚さは、現理事長の人柄を知る学生にとっては親しみやすいものだったのではないでしょうか。

 ところで、みなさん「供養」という言葉を耳にすることはあると思いますが、この供養には3種類あることをご存知ですか?『十地経』というお経の中に、供養には3種類あることが書かれています。利の供養(ご馳走を先祖に供えること)、敬の供養(先祖への敬意と思いやりを持つこと)、行の供養(教えに従い良い行いをすること)です。授業の中では、この三つの供養について、釈尊(お釈迦様)の教え、七仏通戒の偈など、仏教の教えについても学びました。日常生活ではなかなか学べない仏教の世界を目の当たりにした学生たちの視線は真剣そのものでした。また、各グループに分かれてからは、不祝儀袋(香典袋)を使う際のマナーについても確認しました。いつ起こりうるかもしれない不幸に、最低限のマナーを身につけておくことは、一社会人として今後社会に出たときにはとても必要なことです。

 亡き人・ご遺族への気遣いについて学び、1月31日にお亡くなりになった松芳先生を偲びながら、今年度最後の授業を厳かに締めくくりました。これで今年度の茶道文化の授業はすべて終了したことになりますが、また4月に皆さんと新たなスタートをきれることを楽しみにしています。

松芳忌の様子はこちら

 

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