大学総合トピックス
2011.03.02
【茶道文化】笑顔あり、涙あり。~感動の卒業茶会~
2月になり、春休みに入った大学は寂しさを感じます。茶道文化の授業も、2月4日の卒業茶会を最後に、今年度の授業が終了しました。学生のいないお茶室はすっかり静まり返っています。
今年の4年生の茶会は12月中に前半の部3回を終え、1月と2月に後半の部を3回実施しました。各茶会には学内外からお客様をお迎えし、4年間の学びを振り返る茶会となりました。茶道に関して何も分からなかった入学当時が嘘のように、美しい所作を披露し、慣れた様子でお客様をもてなす姿は、さすが4年生!それぞれが自分の役割に自信を持ち、協力し合う姿は頼もしく、この茶会を通して「皆で協力して成し遂げる喜び」を感じているようでした。また、茶会を終えた学生は張り詰めた緊張から解かれ、ホッとした様子で笑顔を見せていました。中には、卒業を前に4年間の様々な想いがこみ上げ、ポロポロと大粒の涙が溢れ出る学生もいました。
~茶会を終えた学生のコメントの中にはたくさんの学びが記されていました~
・人と人とのつながりの深さを学んだ。
・日本文化や伝統の美しさ、良さを学んだ。
・状況判断力が身に付いた。
・日々の積み重ねの大切さを学んだ。
・言葉遣いや礼儀作法を学んだ。
・相手を思いやる気持ちや助けあう喜びを知った。
・感謝の気持ちを知った。
ここでは紹介しきれない程のコメントがあり、4年間の茶道文化の授業を通じてそれぞれが得た物は大きかったようです。1年後、立派な先輩の背中を見て成長した後輩達が同じ感動を体験し、その報告が出来る事を楽しみにしています。