大学総合トピックス
【大学総合】西九州大学と包括的連携に関する協力協定を締結しました。
平成27年3月17日(火)13:00より、本学応接室において、西九州大学と長崎国際大学との包括連携に関する協力協定の締結式を執り行いました。
西九州大学側からは 向井学長、井本副学長、北島事務局長が出席され、本学からは、安部理事長・学長、中島副学長、本岡法人本部長、鶴﨑大学事務局長が同席しました。
今回の包括連携は、佐賀県・長崎県という西九州地域において健康・福祉・医療・まちづくり等の分野に関する学部・学科を有する西九州大学と長崎国際大学が、相互の資源を有効に活用することにより、教育・研究の一層の進展をもって、地域社会の発展に寄与し、地方創生に資することを目的としています。
向井学長は、締結式の挨拶の中で、「西九州大学は平成25年度に ” 地域大学宣言 ” を行い、具体的には平成26年度より地域の発展に尽くすために活動を開始している。今回、国内で大学間の包括協定を締結するのは初めてであり、共通する学科を中心に連携し、同じ想いの長崎国際大学と共に歩みながら、地域の活性化に全力を尽くしていきたい。」と述べられました。
また、安部学長は挨拶の中で、「佐賀県の大学との連携は初めてであり、共通する学科を中心にしながら、大学全体としてもFD(教員の職能開発)、SD(職員の職能開発)など職域の連携も取り組みたい。学生数や短大など法人の持つ部門も似通っており、今後は色んな取組にも発展できると思う。お互いに先代理事長以来の親しい関係もあり、より深い連携を目指したい。」と述べました。
今回の連携に際し、本学は、「歴史的にも佐賀と佐世保は関連も深く、学校法人としても系列の九州文化学園高校には、佐賀県西部から通っている生徒も多い。西九州大学にあって本学にないもの、逆に本学にあって西九州大学にないものなど、相互の資源を有効に活用しながら、これまでの信頼関係をより密なものとし協力していきたい。また福祉・介護等の地域の重要なテーマに関しては、地元での人材育成・定着に課題がある。お互いに協力しながら魅力ある大学づくりを行い、地域が発展できる施策に取り組む必要がある。長崎・佐賀は、両県とも人口減少をいかに食い止めるか、これは地域の問題でもあり、大学の問題でもある。地域の学生が集ってくれる魅力あるテーマを講じていきたい。」と考えています。
一方、西九州大学は、「ベンチマークとして相互の長所・短所を比較し、お互いに学びあうことで、学生のサービス面を向上させることでがきる。またグローバル化の進展する中で、長崎国際大学に学ぶべき点も多い。学生の交流に関しては、違う地域の学生同士が連携して活動する機会をたくさん作りたいと考えている。九州の北西部で学生が元気であることを発信したい。将来的には、学内が元気で、地域も元気であることで、地域を活かすような成果を出していきたい。従来の競争関係を協働関係に発展させ、良い教育・研究を行って、地域を元気にしたい。」とのお考えをお持ちです。
今後、西九州大学と本学は、2大学連携推進委員会を設置し、教育、研究、地域社会の発展、学内施設の協同利用、教職員の能力開発・研修の共同実施、学生及び教職員の交流などを実施していく予定です。