大学総合トピックス
【大学総合】波佐見町と包括連携に関する協定を締結しました。
波佐見町と学校法人九州文化学園長崎国際大学は、平成30年10月26日(金)に本学にて「包括連携に関する協定」を締結いたしました。
1.連携の目的・概要
今回の本協定締結により、特に町づくりや教育、研究など幅広い分野で協力するため、今後、相互の事業発展に資することを目的としています。
【連携事項】
- 教育振興・研究に対する支援・協力に関すること
- 歴史文化行政の振興並びに地域連携の取組みに関すること
- 人材の受入・育成・輩出に関すること
- 審議会委員の派遣等、町政運営の協力に関すること
- その他本協定の目的を達成するために必要な事項
2.締結式概要
【日 時】平成30年10月26日(金)14:00〜14:30
【場 所】長崎国際大学 本部棟2F 会議室
【出席者】
《波佐見町》
一瀬 政太 波佐見町 町長
中嶋 健蔵 波佐見町 教育長
福田 博治 波佐見町 教育委員会 教育次長
中野 雄二 波佐見町 教育委員会 課長補佐(学芸員)
《長崎国際大学》
中島 憲一郎 学長
木村 勝彦 副学長
池永 正人 人間社会学部長
落合 知子 国際観光学科 教授
3.締結式
締結式では、両者の出席者について紹介があった後、一瀬波佐見町長と中島学長により協定書へ署名が行われました。
その際、代表挨拶は以下のとおりです。
【一瀬 政太 波佐見町長】
本日は、長崎国際大学様との間で、包括連携協定」を締結でき、大変ありがたく感謝に堪えないところです。
締結に当たりましては、中島憲一郎(なかしま けんいちろう)学長様をはじめ関係皆様には、これまで多分野にわたり本町との交流を進めていただいている中、この包括連携協定に対する提案並びにご助言など、多大なご理解を賜り、心から感謝申しあげます。
さて、この「包括連携協定」は、長崎国際大学と本町が有する相互の教育資源を活用し、歴史文化の振興、地域連携並びに人材の育成・交流を主な目的に行うものです。
ご承知のとおり、波佐見町はこれまで官民一体となって地場産業である波佐見焼のブランド化を進めた結果、若い女性を中心に人気を博しており、近年はテレビや新聞等で取り上げられる機会も多くなりました。
また、観光事業にも力を入れ、念願でありました観光交流人口百万人を昨年達成したところで、元気なまち「波佐見」と言われるようになりました。
一方で、人口減、少子高齢化をはじめとする全国的な問題は本町においては例外でなく、更に魅力ある町になるため、一歩先行く施策が求められています。
このため、本町におきましては、四百年の歴史を有する波佐見焼の伝統、町内の国指定史跡「肥前波佐見陶磁器窯跡」、長崎県指定無形民俗文化財の「皿山人形浄瑠璃」など多くの歴史文化資産の活用を行うとともに観光事業との連携をまちづくりの新しい柱に据え、その中心となる仮称・波佐見町歴史文化交流館の整備を現在進めているところです。
このような施策の実現について検討を進めていたところ、長崎国際大学とご縁があり、このたびの包括連携を結ぶ運びとなりました。
本町と長崎国際大学が立地する佐世保市とは地理的、経済的に結びつきが強く、これまで長崎国際大学とは、観光分野や歴史文化面でおいて人的な交流があります。
この交流を基盤に、今回の包括連携の締結により、長崎国際大学が有しておられる専門分野の高度な知識と経験に基づく助言を得て、本町のまちづくりに活かせることは、まさに時宜を得たものであり、今後、人的交流を進め、将来を担う人材の育成につなげていきたいと考えています。
結びに、この包括連携により本町のまちづくりが進むとともに、長崎国際大学のますますの発展を祈念して、ごあいさつといたします。
【中島 憲一郎学長】
皆様、こんにちは。本日は一瀬政太 波佐見町町長様はじめ、関係各位のご臨席の下、波佐見町と本学の包括連携協定を締結することが出来ましたことを心から喜んでおります。関係各位の御理解ご協力・ご支援に感謝申し上げます。
さて、長崎国際大学は県北唯一の私立大学として、地域に愛され、地域になくてはならない大学を目指して、これまで地域の皆さんと深い関わりを築いてきた大学であります。約2300名の学生、うち240名の留学生、が在学しておりますが、彼らの教育研究はもとより、社会貢献ができる有能な人材の育成を目的にしております。
一方で波佐見町の方は先ほどの町長様のご挨拶にもありました様に、波佐見焼に代表される地場産業が盛んな町であり、観光産業の推進にも力を入れて居られる長崎県内でも有数の“元気な町”として頑張って居られます。
この様な背景の元、これまで波佐見町と本学教員が交流を図ってきた実績もあり、さらに連携協力することが出来ないかと考えました結果、波佐見町が有する優れた歴史遺産の活用や観光資源の活用を図ってはいかがかと考えました。本学の教育・研究資源である観光学や博物館学等の資源はまさに波佐見町が計画しておられる歴史交流館の整備事業や観光産業の推進に役立つものと考えました。これらを連携して推進することで、波佐見町は勿論のこと県北地域の振興に資するものと思います。
長崎国際大学は、国際観光学科の他に、社会福祉学科、健康栄養学科、薬学科を擁しております。観光のみならず、地域社会の健康、福祉介護にも十分貢献することができる教育研究を行っており、波佐見町のこれらに関する施策にも役立てることができます。
大学の使命は教育・研究及び社会貢献です。特に地域の要望が強い人材の育成は本学の必須の課題でもあります。これからの人生100年時代に向けて、リカレント教育や人材の交流等を通じて、波佐見町の人材育成にも協力していきたいと思います。
結びになりますが、本連携を通じて、波佐見町ならびに本学がますます充実発展しますことを祈念致しまして、私のご挨拶と致します。
皆様、本日は有難うざいました。
今後、波佐見町と本学は、教育・研究・社会貢献の分野で、様々な連携事業の推進を図っていきます。