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2020.04.10

新型コロナウイルス感染症に関する学長メッセージ(学生・教職員向け)

 長崎国際大学 学長の安東です。

 長崎国際大学の学生、職員の皆さん 新学期というのに、春というのに、本当に息苦しい毎日が続いています。しかし、これは、佐世保、長崎県に限ったことではなく、今や日本全国、世界中、すべての人々が同じ状況にいるといっても過言ではないと思います。国際社会の一員として、この困難な状況を共有するとともに、守るべき取り決めをしっかりと順守していかなければなりません。皆さん、これは100年に一回来るか来ないかの非常事態かもしれません。

 今週、東京、大阪、など主要都市で政府から緊急事態宣言が出ました。幸い、今は長崎県は指定県を免れていますが、九州では福岡県もこれに指定されております。皆さんが危機意識をもって約束事をきっちりと順守していかなければ、やがて長崎県も同じ状況に追い込まれてしまうことは必至であります。重ねて申し上げますが、今の日本の状況は、日本全国いたるところでout breakが起こる瀬戸際の状態で、いつ何時長崎がそうした状態になるかもわからない状況であることをご理解ください。

 運悪く、長崎国際大学は学生の感染者を出してしまいましたが、その後万全の対策を取っています。この国際大学から「第二号の患者、そしてクラスターを絶対に出さない」、という共通認識のもとに行動していただきたいと思います。

 あなた自身を、そしてあなたの愛する人を守るために、徹底した自己管理をしなければなりません。3密、すなわち、密閉・密集・密接を徹底して避けて頂きたいと思います。密閉した環境に長くいない、密集した環境に長くいない、たとえ親友といえども密接なコンタクトを取らないことが今は大事です。今回の新型コロナウイルス感染は濃厚な接触感染でおこることがはっきりわかっています。いまだに有効なワクチンなどが開発されていない中で、目に見えないウイルスを抱え込まないための絶対的な予防策は、残念ですが「人に直に会わない」、ということになりますが、これは物理的に不可能です。しかし不要・不急の外出を極力控えたり、友達や家族との接触を極力控えることはできます。これには遊技場の出入りや友人の飲み会などを控えることも含まれます。

 止むを得ず外出するときにはマスクをかけることも重要ですが、頻繁な手洗いを心がけ人との距離を2m以上取るように心がけてください。

 長崎国際大学は、4月20日からのガイダンス、4月23日から始業する、ということを決めましたが、先ほどから申し上げております、濃厚接触を防ぐため、当面、原則として対面授業をやめZOOM、YouTube、PowerPointなどを用いた遠隔授業を行います。この方式は他の大学全てで検討され、ほとんどの大学で取り入れられている方式です。時代の流れとしてこの授業方式はコロナ騒動が終焉した後も取り入れられていく重要な授業形態となるでしょう。どうかしっかり理解して、この方法で授業を受けてください。初めて体験される方は、こうした方式に慣れる絶好のチャンスだと受け止めてほしいとものです。うまくいかないときは直ちに教務や担任の先生などにご相談ください。

 教職員の方々に置かれましては、まず学生を守るという、根本的な意識、大学人として当然の、いわば公理のような意識を共有していただき、事に当たっていただきたいと希っております。むろん、ご自身、ご家族の感染には十分すぎるご配慮をお願い申し上げます。

 学生の皆さん、今が辛抱のしどころです。朝の来ない夜は絶対になく、辛抱の向こうに楽しい、輝かしい未来が待っていることを信じてください。音を上げてはだめです。あなただけが苦しいのでは決してありません。

 週末、することがない人は、ゲームなどに没頭せず、本を読むか、心揺さぶられる映画をDVDで自分の部屋で見ましょう。推薦図書:カミュの「ペスト」、石弘之「感染症の世界史」、まんが「奥の細道」、映画:「アウトブレーク」、「ニューシネマパラダイス」など

 どうぞよい週末を、とはとても言えませんが、充実した週末を送るよう心掛けてください。

長崎国際大学 学長 安東 由喜雄

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