大学総合トピックス
【大学総合】「2024年度ピア・サポート夏季研修会」を実施しました!!
学校法人九州文化学園では、学園全体でSDGsを推進していくことを宣言し、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」を法人全体、一丸となって推進しています。
持続可能な開発目標(SDGs)のなかには、目標やターゲットとして、すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供することや、年齢、性別、障害などに関わりなく、すべての人々の社会的な包含を促進することなどが掲げられています。
本学でもSDGsの取組の一環として、令和6年9月24日(火)にピア・サポート夏季研修会を実施しました。
ピア・サポート活動は、開学当初の2000年より、多くの学生の熱意と協力によって、取り組まれてきました。ピア・サポート活動では、障がい等の理由により修学上の困難をもつ本学の学生に対して、本学の学生がピア・サポーターとなり授業の受講や学内の移動のサポートなどをおこなっています。
今回の研修会には、熱意ある22名の学生が参加しました。
研修会の主な内容としては、「移動支援」でした。参加者は、学内での移動支援のルールと方針について確認したり、車いすの基本的な仕組みについて学んだりしました。車いすの仕組みを学んだあとは、実際に車いすに乗りながら、パラリンピックの正式種目である「ボッチャ」の体験をしました。そのなかで参加者は、座学研修で学んだ車いすの操作方法の確認や、車いす使用者の視点から乗り心地の体験をすることで、よりよい支援の方法を考えてもらう機会となりました。
ボッチャについて詳しく知りたい方は、以下の一般社団法人日本ボッチャ協会のホームページをご確認ください。
研修会全体を通して、参加者からは、「車いすに触れる機会が少ないためどのように操作したら良いのか不安だったが、声掛けの大切さやブレーキの大切さなど自分が体験してみることで感じることができた」などの感想がありました。
今後も、本学では、SDGsの目標達成を目指し、ピア・サポートに関する研修会の実施や、全学生に向けた啓発活動を積極的におこなっていきます。
なお、この取り組みは令和6年度学長裁量経費「教育的包摂を先導するコラボレイティブ・ラーニングによる知の創造」の一環として実施いたしました。