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トピックス

大切なお知らせ

2020.04.07

新型コロナウイルス感染症に関する学長メッセージ(皆様へ)

令和2年4月7日
長崎国際大学
学長 安東 由喜雄

 本学において、令和2年4月2日に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査により陽性反応の示された学生(以下、学生A)がおり、学生、保護者また地域の皆様に大変ご心配をおかけしましたことを、まずは長崎国際大学として心よりお詫び申し上げます。今後も感染予防に最大限の努力をして参りますので、よろしくご教示のほどお願い申し上げます。

 

 さて、新聞報道や佐世保市公表資料ですでにご存じかと思いますが、今回の経緯について大学としてご説明申し上げます。

 

【PCR検査で陽性が判明した学生について】

 学生Aは大阪の企業(企業B)主催のインターンシップに参加するため、3月8日に大阪へ移動し、3月13日からインターンシップに着任した。3月26日までインターンシップに従事、3月27日、3月28日に発熱(37.5度未満)を伴う風邪のような症状が出たため、大阪における宿泊先で市販風邪薬を服用し静養した。3月29日には解熱し、3月30日の午後に大阪から飛行機により長崎に戻り、佐世保市にある本学の寮に帰着した。

  3月31日の夕方、企業Bより学生A宛に連絡があり、3月24日の夜に会食をした企業関係者がPCR検査で陽性反応が出たことにより、同企業における濃厚接触が疑われる者の行動記録の提出を求められた。

 企業Bへの報告後すぐに学生Aは大学へ電話により報告・相談。大学も本人の行動記録の確認を行うとともに、現在の健康状態も併せて確認し、念のため寮の自室から出ないように指示をした後、同日夜に関係者で緊急に今後の対応について協議した。

 翌4月1日朝、佐世保市保健所に経緯を報告するとともに、引き続き学生Aの行動や健康状態を電話やメール等により適宜ヒアリングを実施した。また同日夕方に企業Bから改めてPCR反応陽性者が出たことも確認した。同日夜に保健所と協議した上で、本人からも帰国者・接触者相談センターへ報告をさせ、翌4月2日に学生AのPCR検査を行うこととした。

 4月2日の午前、佐世保市保健所の手配により学生AのPCR検査を実施した。同日夜、陽性が判明し、学生は指定医療機関において入院措置が取られ、現在に至る。

 なお、現在も入院中の学生Aについては、電話やメールを通して健康状態の把握と精神面のケアに努めており、現在のところ、風邪に似た軽い症状はあるものの、比較的良好な状況にある旨の連絡を受けている。

 

【濃厚接触等が疑われる学生への対応について】

 4月1日朝、佐世保市保健所に経緯を報告するとともに、引き続き学生Aの行動や健康状態を電話やメール等により適宜ヒアリングを実施した。翌日4月2日に保健所と協議した上で、学生Aから聞き取った行動記録を元に、濃厚接触等が疑われる対象者の洗い出しを開始した。候補となった各学生にも電話やメール等で接触状態を確認した上で、佐世保市保健所に状況を報告・相談し、その指導の下でPCR検査を行う6名を確定した。

 翌4月3日に、対象者6名のPCR検査を佐世保市保健所等の手配の下で実施し、こちらは4月3日の夜に6名全員の陰性が判明した。

 なお、陰性が判明した6名に対しては、保健所にも確認の上、今後も2週間程度、自宅待機とし、健康観察記録を報告するように指示した。

 

【寮の対応について】

 寮運営側とも相談の上で、3月31日にまずは簡易の消毒を行ったのち、4月3日に保健所より紹介を受けた専門業者と現地を確認し、学生Aの行動記録上にはないものの、念のために実施するエリアを含めて消毒箇所を確定、4月4日と4月5日に同専門業者による消毒を実施した。

 その間、保健所と適宜、連絡・相談・確認をしながら、段階に応じた寮生の行動制限や緩和措置を行っており、また寮生には健康観察記録の提出を指示し、感染拡大防止に努めている。また食事の手配や配食方法等も寮運営側と協議のうえ、対応を進めている。

 

【本学における新型コロナウイルス感染症対策の状況】

 学生AのPCR検査陽性反応が確認される以前から、本学では文部科学省等の各種通知等に基づき、以下のような対策を実施してきていた。

 

  • <1月後半>中国湖北省における新型コロナウイルス肺炎発生に関する注意喚起
  • <2月前半>海外渡航に関する再度の注意喚起とやむを得ず海外渡航する場合に海外渡航届提出の義務化、帰国後の対応(2週間の健康状態の報告等)、日常の予防対策の通知
  • <2月後半>不要不急の海外渡航の自粛の通知
  • <3月初>海外渡航後の帰国者に対する2週間の自宅待機と健康状態の報告の通知
  • <3月前半>教職員・学生の海外渡航の強い自粛、教職員の不要不急の国内出張の自粛、学生の不要不急の遠隔地への移動の自粛

 

なお、この間、各種の文部科学省や外務省等の情報については、教職員等に適宜周知を行った。

 

【構内の措置】

4月2日の夜、学生AのPCR検査陽性反応の確定後、構内は郵便等の配送など一部の例外を除き、学生及び学外者の立入を禁止とした。また併せて、構内売店、食堂も閉店している。

 4月3日以降のオリエンテーション、及び4月7日以降の授業については、4月2日の時点でいったんすべてを中止している。

 一方、現在不安に思っている新入生や学生の皆さんへ早期の大学の方針を伝えられるように、授業を含む新年度の対応方法や再開時期について、各種の課題も含めて検討しており、早急にアナウンスできるように準備を進めている。

 

【最後に】

<地域の皆様へ>

 この度は本学において、新型コロナウイルスに感染した学生が出たことにつきまして、地域の皆様に大変ご心配をおかけしましたことを、長崎国際大学としてお詫び申し上げます。幸い、濃厚接触者に対し感染のチェックを行いましたが、どの学生もPCR検査はすべて陰性で臨床症状もありません。今後も感染予防に最大限の努力をして参りますので、よろしくご教示のほどお願い申し上げます。

 

<新入生・在学生・保護者の皆様へ>

 この度は本学において、新型コロナウイルスに感染した学生が出たことにつきまして、新入生・在学生・保護者の皆様に大変ご心配をおかけしましたことを、長崎国際大学としてお詫び申し上げます。幸い、濃厚接触者に対し感染のチェックを行いましたが、どの学生もPCR検査はすべて陰性で臨床症状もありません。授業は4月23日からスタートいたしますが、原則、インターネット配信授業に切り替え、少しでも理解しやすい授業になりますよう、講習会などを催しております。今後も感染予防に最大限の努力をして参りますので、よろしくご教示のほどお願い申し上げます。

 

以上

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