国際交流トピックス
【国際交流】人間社会学部と上海大学博物館が「長崎国際大学人間社会学部と上海大学博物館の学術、教育交流に関する基本協定」を締結しました。
平成28年2月26日(金)、上海大学楽乎新楼大学庁において「長崎国際大学人間社会学部と上海大学博物館の学術、教育交流に関する基本協定」締結の調印式が執り行われました。
本学からは、木村勝彦人間社会学部長、落合知子教授、通訳として趙麗国際交流センター職員が、上海大学からは、陸銘博物館館長、郭驥博物館長助理、崔巍国際事務所副所長、汪宏斌留学生副主任、金波主任、張童心文学院副院長、于大方特別研究員が出席されました。本学代表の木村学部長は、人間社会学部と上海大学博物館との協定が締結されたことは非常に光栄なことであり、両大学の交流がより発展することを期待したいと述べられました。
また、落合教授はこれまでも上海大学特別研究員として博物館学の講演や上海大学博物館の展示指導などを実践し、郭驥博物館長助理を文科省の研究助成を得て日本に招聘するなど地道に信頼関係を築いてきました。
今回の協定が実現したのは、このような経緯と博物館学プログラムの研修内容が高く評価されたことによります。博物館学に特化した専門性の高い研修を海外から受け入れている大学はこれまでも事例がなく、本学が最初の試みとなります。第1回目の博物館学研修は7月18日から8月6日までの3週間実施される予定です。
調印式の後の座談会では、博物館学研修の具体的な内容についての議論と打ち合わせが行われました。
- 上海大学図書館視察
- 上海大学博物館完成予定図
社会学院との交流
その後、上海大学図書館副館長を兼務されている陸教授の案内で大学図書館を視察、さらに社会学院の楊鋥副教授、陽方講師、陳彩霞講師、袁浩副院長と座談会による交流が行なわれました。上海大学社会学院は中国国内でもトップレベルの学部であり、上海大学の中核を成しています。今後、本学人間社会学部社会福祉学科との交流を積極的に行いたい意志が示されました。
今回の上海大学博物館と本学人間社会学部との協定締結が第一歩となり、他学科・他学部との協定締結に発展することが期待されます。
参考:上海大学は1958年に創設された中国“211工程”市立重点大学で、理科・工科・文科をカバーする総合大学です。現在の在学生は52,257人で、2015年QS中国大学ランキング全国15位にランキングされています。また、上海大学博物館は日本の博物館学・大学博物館を参考に、最新の展示技術を駆使して計画設計された大学博物館で、2017年12月に完成予定です。