社会連携トピックス
【異文化理解教室】川棚小学校6年生の皆さんと交流しました(NIU異文化理解研究室)
12月7日(月)に、川棚町立川棚小学校にお邪魔しました。6年生の皆さんと文化交流活動をするためです。前回(11月9日)は本学の留学生が中国の文化を紹介しましたが、今回は、川棚小学校6年生の皆さんが、日本の文化を留学生に紹介してくださいました。
前半は、6年生全員がグループに分かれて、体育館で日本の文化を紹介しました。正月行事、遊び、長崎の名物、正月以外の年中行事、郷土料理、方言、空手と剣道の実演と盛りだくさんでした。スライドも使い、プレゼンテーションの準備も入念にしてくださっていました。6年生の皆さんは、自分では分かっていることなのに、留学生に分かりやすく説明するためには工夫がいることに、気づいていたようです。前半の最後では、手つなぎ鬼をして一緒に遊びました。
後半はクラスに分かれて交流しました。後半で紹介された文化も多くの種類がありました。書道、けん玉、こま、かるた、将棋、フリスビー・ドッジボール、竹馬、缶ぽっくり、お茶と和菓子、着物とゆかたなどです。
このうちけん玉は、中国にない遊びだそうです。留学生の一人は、「自分も一つ買って練習し、中国の友だちに見せたい」と言っていました。ゆかたの紹介では、ある留学生が試着をさせてもらい、大変喜んでいました。書道では、留学生の筆さばきに注目が集まりました。本当に数多くの日本の文化が紹介され、中には、「そうなんだ、先生も知らなかったぁー」という場面もありました。
6年生の皆さんは、留学生と一緒に何種類もの遊びを遊んだり、教えたり、あるいは手伝ったりする体験を通じて、国が違っても同じような気持ちになれることがあると、実感してくれたと思います。一方留学生は、今日の交流で紹介された日本の文化要素にとどまらず、日本の小学校で行われる多くのこと(掲示物、グループでの活動、廊下や流しの使い方など)に関心を持っていました。交流の最後には、給食を一緒にいただきました。今回の交流が終わったときには、6年生の皆さんと留学生たちがしばし玄関前で別れを惜しむ様子が見られました。
川棚小学校の校長先生を初め、お世話になりました先生方、そして6年生の皆さん、本当にどうもありがとうございました。今後もまた交流の機会に恵まれることを、ぜひ期待したいと思います。