社会連携トピックス
【異文化理解教室】小串小学校で異文化交流発表会(日本・韓国・中国)(NIU異文化理解研究室)
12月18日に、小串小学校へ韓国人留学生2人と中国人留学生2人が出前授業に行ってきました。
まず小串小の6年生の皆さんから「われら地球人/日本の文化」というテーマで、グループ別にたくさんの発表をしていただきました。和食、茶道、武道、建築、遊び、祭りなどについて、歴史を調べたり、アンケートによる調査をしたり、自分たちで実際に作っていたりしてまとめ上げていて、どれも留学生にとって初めて知ることばかりだったようで、一生懸命にメモをとっていました。
次に、留学生が自国について知ってもらいたいことを発表しました。韓国人留学生が現在人気の韓国の映画や音楽について、韓国のお正月について紹介しました。子供たちは、あまり見たことがない韓国の人気番組や、韓国の料理やシーソーのような遊び「板跳び」、「夜光鬼」という昔話に興味を持ってくれたようです。
そして、中国人留学生が中国のお正月について、韓国との共通点(お正月は旧暦に行われる)を取り入れながら紹介しました。中国では、玄関や窓に「福」という字を逆さまに飾ること、お正月に爆竹を鳴らすことなどが発表されました。中国語で「あけましておめでとうございます」を子供たちに一緒に言ってもらうと、発音が上手だったので留学生も驚いていました。最後に、中国式のお茶について、中国ならではの美しい茶器、お茶の葉、茶摘み、淹れ方、飲み方などが紹介されました。
留学生は、子供たちが発表してくれたこと、自分たちが調べたことから、同じアジアの国として多くの共通点があるものの少しずつ違いがあること、その違いにこれからもっと興味を持ってもらいたいと締めくくりました。今回のために多くの時間をかけて準備し、発表してくれた小串小学校の6年生の皆さんも今回の交流を通じて、新しい発見をしてくれたと思います。またこのような交流の機会を小串小学校の皆さんと持てることを楽しみにしています。出前授業にご協力してくださった先生方、ありがとうございました。