社会連携トピックス
【異文化理解教室】佐世保市立小佐世保小学校5年生の皆さんと交流しました(NIU異文化理解教室)
2月20日(月)、佐世保市立小佐世保小学校5年生の皆さんを対象に、NIU異文化理解教室を行いました。当日参加した国際観光学科の留学生は、丁健君(3年)、林敏詩さん(2年)、エドワード・ラウ君(1年)と張亮操君(1年)です。
この日の交流は3部構成で、まず第1部では、日本文化の紹介が行われました。四季、食文化、生活、芸能と祭り、年中行事の側面から日本の文化を調べた成果を、小佐世保小5年生の皆さんが報告してくれました。
第2部では、香港と大連が紹介されました。まず林敏詩さんとエドワード・ラウ君が、ビクトリア・ピークや天壇大仏などの香港の有名な観光地を紹介しました。香港にはダブルデッカー(二階建て)バスとミニバスがあります。エドワード君が「ミニバスはめちゃ速い」と説明すると、小佐世保小5年生の皆さんに受けていました。林さんとエドワード君が「香港に来てください」と呼びかけたときにも、温かい笑い声があがりました。自分も香港に行ってみたいと思った人たちがいるのでしょう。
香港の説明をする林敏詩さんとエドワード・ラウ君
張亮操君は、大連を紹介しました。とりあげたのは、二百三高地、水師営、ヤマトホテル、旧満鉄本社など、大連の観光地の中で戦前の日本と関わりのある場所です。ヤマトホテルのロビーの写真には、「すごい」という声があがっていました。「平和な世界を作るためのかけはしができるよう、皆さんも将来がんばってほしい」という張君の呼びかけをしっかりと受け止めてくれたと思います。
大連の観光名所を説明する張亮操君
第三部は、体育館で遊びの交流をしました。まず丁健君が、「鷹」という名前の中国の鬼ごっこを紹介しました。小佐世保小5年生の皆さんはルールをすぐに覚えてくれました。初めて遊んだのにもかかわらず、体育館の中は開始後すぐに笑い声で満たされました。次に小佐世保小5年生の皆さんが、「はないちもんめ」を教えてくれました。体育館全体を使った大規模な「はないちもんめ」で、こちらもにぎやかな交流になりました。
中国の鬼ごっこ「鷹」のルールを説明する丁健君
熱気にあふれた「はないちもんめ」になりました
小佐世保小5年生の皆さんがこの日学んだことは、次のようなことだったのではないでしょうか。一つは、日本の文化について調べたら、知っているようで実は知らないことがある、と気づいたこと。次に、中国の文化を紹介してもらって「佐世保と違ってすごいなぁ」とか「行ってみたい」と感じたこと。もう一つは、中国と日本の遊びを体験して、「遊び方は違うけれど、留学生の人たちと一緒に遊ぶと、自然に楽しくなる」という実感です。小佐世保小5年生の皆さんが、留学生4人の名前を覚えてくれたことも、大切なことだと思います。外国の人たちと何かを一緒に楽しくできることを覚えておいて、これから国際交流を続けていったほしいと思います。
今回の交流では、松尾校長先生、藤田教頭先生、片山先生を始め、小佐世保小学校の諸先生に大変お世話になりました。深くお礼を申し上げます。