6月2日(土)、本年度2回目となる公開講座が行われました。今回、颯爽と白衣姿で登壇された講師は、健康管理学部健康栄養学科の林俊介先生です。

　講義の前半は、林先生が、健康栄養学科の学生たちと取り組んでいる農業体験などのスライドを交えながら、バランスの良い食べ方とは、栄養素、食品、食事の3つの観点から考えることができることなどの解説がありました。

　当日、教室の後方には、九州農政局からの食生活に関するパネル展示が行われ、休憩時間には、パネルを熱心に眺め、パンフレットを取る受講生の姿が見られ、皆さんの食生活や健康への関心の高さがうかがわれました。
　後半に入ると、「食事バランスガイド」の説明がありました。食事バランスガイドはコマのイラストで表現され、食事のバランスが悪いと、コマがうまく回転することができません。実際に、前日の食事を思い出しながら記入し、自分のコマがバランスよく回っているかを確認する作業を行いました。記入に際しては、健康栄養学科の学生たちが、アドバイスに入りました。学生たちと会話しながら作業を行い、どうしたらバランスの良い食事となるのかを質問する姿が見られました。
　受講生の方たちは、日頃から健康や食生活に関心を持ち、気を付けていらっしゃる方がほとんどのようでしたが、実際に記入してみると、食生活のバランスは一目瞭然で、こんなことなら、せめて前日の食事に気を付けておくのだったと思いつつ、これからは、ちゃんとバランスを考えて食事をしようと、自らの食生活を見直しことができた講座でした。