9月27日、ながさき県民大学主催の「ふれあい交流講座」が、本学キャンパスで開催されました。このイベントが本学で開催されるのは、今年で4回目。一人ひとりが生涯にわたって学習する社会の実現という生涯学習の理念のもと、知的障がいのある18歳以上の方が、保護者や付添いの方々とともに多数参加され、「リズムダンス講座」と「笑いヨガ講座」という、体を動かす二つのプログラムを受講されました。

　受講者の活動や運営をサポートするボランティアとして、本学の学生が20名ほど参加しました。健康栄養学科・社会福祉学科・人間社会学部研究科地域マネジメント専攻の学生が、初めて合同で参加する記念すべきイベントとなりました。

　午前10時より開講式。県教育委員会の高野参事からのご挨拶の後、受講者とボランティアは2グループに分かれ、「リズムダンス講座」と「笑いヨガ講座」にそれぞれ参加しました。

　「リズムダンス講座」の講師は、福井厚志先生と福井佳永子先生。バレエを基調としたダンスを様々な音楽に乗せて、みんなでリズミカルに踊ります。大学でのイベントということで、初めは緊張の面持ちだった受講者。けれども、厳しくもあったかい先生方の指導を受けて、次第に学生たちとも打ち解け、最後には踊る楽しさや喜びを十分に堪能されていたようでした。

　「笑いヨガ講座」の講師は、岩本千恵子先生。笑いヨガとは、笑いとヨガの呼吸法を組み合わせたエクササイズです。みんなで車座になり、両隣の人と触れ合ったり一緒に体を動かしたりしながら、体操として笑います。最初はぎこちなかったものの、先生の軽快なトークに導かれてみんなに笑いが伝染し、最後は無理なく笑えるようになりました。大爆笑のなか、みんなとても楽しい時間を過ごせたようです。

　12時に閉校式。修了証を受け取った受講生をお見送りして、イベントは無事成功に終わりました。参加された受講生の方々、ご指導いただいた講師の先生方、そして県教委の方々、どうもありがとうございました。また学生ボランティアのみなさん、本当にお疲れ様でした。他学科の人との協同の経験が、更なる活躍のきっかけになるよう祈念します。