社会連携トピックス
2015.05.26
【公開講座】平成27年度前期公開講座(第1回)を開催しました。
長崎国際大学公開講座は、本年度も引き続き、「いのち・健康・暮らし」をテーマにして実施されます。本年度は、学校法人九州文化学園の創立70周年事業として展開され、上半期に大学内で4講座が開講されます。
5月23日に実施された講座は、人間社会学部国際観光学科の安徳勝憲教授による「オーケストラ指揮者から学ぶホテル総支配人術」という演題でした。
一見すると、指揮者と総支配人は関わりが無いように思えますが、オーケストラを共に作っていくリーダーとしての指揮者、ホテルの各部門を総括し、リーダーとして位置づけられる総支配人には類似点が多々あります。
その中で今回の講座では、メンバーに接するときのリーダーの振る舞い方を、指揮者が用いた方法で紹介され、実際にホテルでどのように応用できるのかを示していただきました。端的かつ直情的に言うなれば、初対面時における人心掌握術ということでしょうか。「(メンバーに対して)下手に出る」「トップダウンで接する」「言葉によって親近感を構築する」等、どれも指揮者それぞれが個性として用いる方法であり、どれもが正解です。様々なパートのオーケストラをコントロールし指揮者が考える理想像に近づけていく、それには入念な準備はもちろんのこと、言葉の使い方やタイミングを図ることも重要です。「時は金なり」という言葉もありますが、「Timing is money」という安徳先生のお言葉が印象的でした。
オーケストラ指揮者としての事例をもとに、安徳先生ご自身のご経験を含めたホテル総支配人としての振る舞い方が示され、本講座は盛況のうちに閉会となりました。
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