社会連携トピックス
2015.06.02
【公開講座】平成27年度前期公開講座(第2回)を開催しました。
5月30日に第2回の長崎国際大学公開講座が開催されました。
今回は、人間社会学部社会福祉学科の坂本雅俊教授が、「複雑化する生活のしづらさと、それを支える福祉について」というタイトルでお話しされました。
まず、社会福祉の中心的役割を担う社会福祉士について、その資格や社会に必要とされてきた歴史、社会福祉士の使命についての説明がありました。
それから、今の日本の「生活のしづらさ」について、離婚や自殺、非正規雇用者などの実際のデーターを示されて解説されました。また、高齢者の生きがいの持ち方や、そのために生まれた「生きがい情報士」という新しい資格についても紹介されました。
最後に、様々な問題を抱えながらも中々発見に至らず悩んでいる人々に、社会や社会福祉士がどう手を差し伸べていけばよいかということへの具体的な対策法を、先生の長年の経験も交えながら示されました。やや重たいテーマではありましたが、聴講生の皆様は、終始先生の穏やかで、時には熱のこもった語り口に聞き入っておられる様子でした。
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