社会連携トピックス
【異文化理解教室】九州文化学園高等学校で異文化理解教室を行いました。
12月8日(木)九州文化学園高等学校でNIU異文化理解教室が開かれました。中国・香港・ベトナム・フィリピン・ネパールから本学に留学してきている外国人留学生5名が、1年生の生徒さん92名(2クラス)に「さまざまな外国語―留学生のことばと文化紹介―」の異文化理解教室を行いました。
1時間目は、1年2組の教室で中国や香港の歴史、食文化、貨幣、交通機関などが多岐にわたって紹介され、生徒さんは北京語や広東語の文字の違いや発音の違い、挨拶なども学びました。
多目的室では、ベトナム・フィリピン・ネパールの食文化、民族、風景、交通などが紹介され、それぞれの国のことばや文字なども学びました。
2時間目は、2クラスの生徒さんが教室を移動して学びました。あっという間の2時間でしたが、生徒さんや先生から質問が出て、楽しい異文化交流のひと時を持つことができました。
異文化理解教室を実施する前に毎回、留学生は自分の国のことについて学びなおします。それは、アルバイトに忙しい留学生にとって大変な作業です。パソコンに自信のない者もいますし、 人前で日本語で発表するというのも大変なことです。しかし、この作業は留学生にとっては自分自身のアイデンティティの確認であり、自分自身にプライドを取り戻すいい機会になっています。
留学生の国の話を静かに、そして、時には熱く聞いてくださった九州文化学園高等学校の生徒さんにとってはどうだったでしょうか。TVやネットで外国の情報には事欠かない時代であることは確かですから、わざわざ留学生から話を聞かなくてもと思う人もいることでしょう。しかし、生身の人間が目の前で自分たちだけに話してくれた、どこかぎこちない日本語での発表には、さまざまな情報機器には出来できない温もりが生まれていたはずです。
本学の留学生は、佐世保の地でグローバル時代を強く生き抜く次世代を育てる国際交流活動をこれからも実施していきます。異文化理解教室に参加してくださった九州文化学園高等学校の生徒の皆さん、小さな異文化交流の芽を一緒に大きく育てていきましょう。
校長先生はじめ先生方大変お世話になりました。
異文化理解研究室