6月11日に行われた公開講座は、人間社会学部社会福祉学科准教授の脇野幸太郎先生の講演が行われました。テーマは、「佐世保市の中核市移行と広域連携 ～佐世保と県北のこれからの姿を考える～」で、昨今の地方創生や地（知）の拠点大学による地方創生推進事業（COC+事業）といった極めてタイムリーな話題でした。

　一見すると難しそうな内容でしたが、脇野先生の話術や、具体例を挙げた丁寧なご説明によって参加された方は、「ウン、ウン」と頷いたり、メモを取りながら真剣に聞いていらっしゃいました。やはり参加者の大半の方が佐世保市在住ということもあり、自分の地域のこととして、身近に感じられたのではないかと思います。

　また今回、クリッカー（参加者にアンケートを行う機械）を貸し出し、受講された方々の意見を取り入れたのは、新たな取り組みでした。参加者の皆様は、一目で結果が判るアンケート技法に興味を持たれたようです。

　公開講座は脇野先生の熱弁とともに無事に終了し、公開講座終了後に別プログラムとして「COC+」について、本学に3月まで在職し、現在、当該プロジェクトの県北地区コーディネーターを務める安徳氏より説明がありました。
前段の公開講座、後段のCOC+に関する説明といったことで、一貫性のある内容となり、参加者の皆様は満足して帰途につかれたようでした。