社会連携トピックス
2016.10.24
【公開講座】平成28年度秋期公開講座(第3回)を開催しました
第3回目の公開講座は、人間社会学部社会福祉学科教授の山﨑久子先生のご担当です。
先生は、看護師として長年業務に携わっており、また平成7年からは佐世保で介護制度や教育に関わるスペシャリストです。本日の公開講座は、「自分らしい快適な生活を目指して」という題目で行われました。
前半は、少子高齢化や平均寿命の伸長といった日本の高齢化の現状のお話があり、受講をされた皆様は、頷いたり、感嘆したりといった状況でした。その中でも、アメリカと日本の高齢者における幸福度の違いや高齢者の日常生活の不安にかかわる領域で、今回が「シニア向け講座」ということもあり、積極的に質問が出るなど、受講された方々の関心が高かったようでした。
後半は、一転して高齢者が期待して生活できる社会をベースにお話が進みました。特に、「自分でつくる快適な生活」や「高齢者の力」といった内容で、「老化」や「身体的な衰え」といった「高齢者の弱さ」が、「生き抜いてきた価値」や「高齢者の人間力」としての「高齢者の強さ」として考えられるといった指摘には、受講された皆様各々が、積極的にペンを取るなどして、新たな知見の構築に励んでいるように感じました。
講座は、日本の超高齢社会の現状を詳しく解説したものであり、加えてアンケートからは山﨑先生の優しく語りかける口調が、参加された皆様にとって判りやすかったと評判で、盛況のうちに終了しました。
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