9月29日（土）、第３回秋季公開講座「輝いて生きるには～クオリティーの高い人生をめざして～」を開催しました。

　長崎大学大学院医歯薬学総合研究科　教授　楠葉洋子氏、佐世保市総合医療センター　冨安志郎氏を迎え、ご講演いただきました。

　今回の講座では、先生方の貴重なご講演をいただき、受講されていた方は、目頭を熱くされながら真剣に聞かれていました。

　人の一生はそれぞれ異なりますが、ただ一つ平等なことは、間違いなく死を経験することです。緩和ケアと聞くと、がんの終末期をイメージする方が多い様ですが、進行がんの治療と並行して早期から痛み等の治療が出来ることが緩和ケアであると、これまでの緩和ケアへの誤った認識を払拭されていました。

　死というと、どこかネガティブなものとして、避けてしまいがちなテーマですが、それに本気で真剣に向き合えたとき、逆に自分らしさが表出できるのではないかと感じさせられました。また、自分らしく生きること＝その人らしい自己実現こそが、「輝いて生きる」ことだと感じておられました。心に沁みる講演になりました。