若手薬剤師の育成を目的とした日本薬学会の派遣事業に，本学の5年生：吉原智美さんが選考され，2010アジア薬剤師会連合学術大会に参加してきました。

アジア各国から多数の薬剤師・研究者が積極的に参加し，様々な知識を吸収するとともに，海外の薬剤師と直接意見を交わすことで，国際的な視野を広げることのできる貴重な会議に参加できたことは，学生本人のみならず，友人知人を介して，薬学部全体のよい刺激となっています。

　学生の報告書にも書かれていたことですが，ここ佐世保は土地柄もあり外国人患者も多く，その対応に苦慮している現状を，薬学5年次に実施される薬局・病院の実務実習を通して感じとり，その対応のあり方について，なにが自分に足りないのか，また何を勉強しないといけないのかについて気づくことの出来たよい機会となっていたようです。

　本学薬学部教員は，今後も学生自らの積極的な活動を支援し，地域社会と薬局・病院との良い関係づくりを行なうとともに，シームレスケアを目指した教育を行なって行きたいと考えています。

2010アジア薬剤師会連合(FAPA)学術大会(台北国際会議センター)

http://www.FAPA2010-Taiwan.com/