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2014.09.25 薬学科

【薬学科】ギリシャ・ロドス島で行なわれた国際学会において、高井伸彦准教授が学会賞を受賞!


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14からギリシャ・ロドス島で行なわれた41st Annual Meeting of the European Radiation Research SocietyERR2014において、高井伸彦准教授が「放射線による脳腫瘍治療時に生じる高次脳機能障害のメカニズム」について発表し、Poster Award(学会賞)を受賞致しました。

European Radiation Research Societyは、欧州において、物理学、生物学、医学の分野を含む放射線生物学および放射線防護学に関する最も大きな学会です。

【授賞タイトル】

The effects on the cognitive function and astrocytic activation in the hippocampus after local brain irradiation with carbon ions using mice

 注意力の欠如を含む認知機能の障害は、頭蓋内に発生した腫瘍体積の増大によって引き起される高次脳機能障害のひとつなのですが、脳腫瘍の外科的手術、放射線や抗がん剤治療を実施した長期生存者において、脳壊死に附随して頻繁に出現する副作用のひとつでもあります。そのため、脳壊死や高次脳機能障害をいかにして低く抑え、治療後のQOLの低下を防ぐことが今後の脳腫瘍治療の課題とされています。今回の受賞は、新しい画像分析法を用いることで、従来数ヶ月から数年かからなければ判らなかったことが、1週間程度の短い時期に診断が可能になったこと、またそれを用いることで放射線に脆弱な部位とそのメカニズムを明らかにしたことが高く評価されました。

41st Annual Meeting of the European Radiation Research SocietyERR2014
Scientific program(約300ページ)

高井伸彦准教授

受賞歴
・ 日本放射線影響学会雑誌 2007年度寺島記念論文賞(年間最優秀論文賞)を受賞(2007年)
・ 日本放射線影響学会第49回大会 平成18年度日本放射線影響学会優秀論文賞を授賞(2006年)
・ 日本放射線影響学会雑誌 2005年度寺島記念論文賞(年間最優秀論文賞)を受賞(2005年)
・ 第8Heavy Charged Particles in Biology and medicineHCPBM)国際会議(オーストリア)において学会賞を受賞(2002年)
 
科学研究費補助金採択研究
・ 平成2527年度「粒子線治療における中枢神経の新規RBE指標の開発」
・ 平成22-24年度「物理学的画像分析法を利用した重粒子線脳腫瘍治療モデルの解析」
・ 平成19-20年度「脳腫瘍放射線療法に伴う被曝早期における脳機能障害の解析」
・ 平成17-21年度「がん特定研究:重粒子線の生物学」

 

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